大規模な保険会社が、オンプレミスの基幹系システムを AWS に移行する計画を立てています。現在の環境は以下の通りです。 ①オンプレミスデータセンター(東京・大阪)に合計 800 台の物理サーバーが稼動。 ②メインフレーム(IBM z/OS)上の COBOL アプリケーション(30 年稼動、400 万行)。 ③Oracle RAC データベース(100TB、リアルタイムレプリケーション)。 ④インターネットから分離されたプライベートネットワーク(規制要件)。 ⑤移行期間中も 24/7 稼動が必要(メンテナンスウィンドウなし)。 ⑥規制当局への事前申請と承認が必要(6 ヶ月〜1 年)。移行の優先度付けと段階的移行戦略として最も現実的なアプローチはどれですか?
大規模移行では Portfolio Assessment と 7R 分類で全体像を把握し、低リスクから段階的に移行してスキルを積み上げることが最も現実的なアプローチです。BYOL(Bring Your Own License)とは既存のOracleライセンスをAWSに持ち込んで利用する方式です。 選択肢Aは COBOL 400万行のAWS Mainframe Modernizationによる自動変換は現実的でなく、Oracle RACからAurora PostgreSQLへの直接移行も技術的難易度が高すぎます。 選択肢CのStrangler Figパターンは有効な手法ですが、10年間オンプレミスを維持する計画は規制対応コスト・技術負債・ライセンス費用の面でリスクが高く実現性に乏しいです。 選択肢Dはz/OS互換のEC2インスタンスは存在せず、IBMメインフレームのワークロードをEC2に単純移行することはできません。