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SAA弾力性に優れたアーキテクチャの設計

ある金融機関が us-east-1 の Amazon Aurora MySQL クラスターで基幹システムを運用しています。規制要件として ap-northeast-1 へのフェイルオーバーで RPO 5秒未満・RTO 60秒未満を達成する必要がありますが、現行構成では要件を満たせていません。この要件を満たす最も適切なアーキテクチャはどれですか?

A
Aurora Global Database を構成して ap-northeast-1 にセカンダリクラスターを追加し、専用レプリケーションとマネージドフェイルオーバーで RPO・RTO 要件を達成する。
✓ 正解
Aurora Global Database のマネージドフェイルオーバーは RTO 60秒未満・RPO 1秒未満を実現します。専用レプリケーションインフラにより通常1秒未満でデータが複製されるため、金融機関の規制要件を満たす最適な選択肢です。
B
us-east-1 の Aurora クラスターから ap-northeast-1 へのクロスリージョンリードレプリカを作成し、Route 53 フェイルオーバールーティングで自動切り替えを設定する。
Aurora クロスリージョンリードレプリカは昇格に数分かかるため、RTO 60秒未満の要件を安定して満たすことができません。フェイルオーバー中の手動操作が増え、RPO 保証も Aurora Global Database より劣ります。
C
AWS Backup でクロスリージョンバックアップを ap-northeast-1 へ毎時コピーし、障害発生時は CloudFormation テンプレートから Aurora クラスターを新規作成して復旧する。
AWS Backup のクロスリージョンコピーは毎時取得のため RPO は最大1時間となり、CloudFormation からの Aurora 再構築に要する時間を合わせると RTO も数十分〜数時間かかります。いずれも要件を大幅に超過します。
D
RDS for MySQL のクロスリージョンリードレプリカを ap-northeast-1 に配置し、障害時に手動で昇格させたうえで Route 53 レコードを更新してトラフィックを誘導する。
RDS for MySQL のクロスリージョンリードレプリカは昇格処理と Route 53 更新を手動で行う必要があり、RTO 60秒未満の達成が困難です。また MySQL の非同期レプリケーションでは RPO 5秒未満の保証も難しい状況です。

解説

Aurora Global Database は専用のレプリケーションインフラを使用し、プライマリリージョンからセカンダリリージョンへ通常1秒未満のレイテンシでデータを複製します。障害発生時はマネージドフェイルオーバーを使用することで AWS がセカンダリクラスターの昇格を自動的に行い、RTO 60秒未満・RPO 5秒未満を達成できます。この機能は金融機関の規制要件を満たすために設計されています。 選択肢Bのクロスリージョンリードレプリカ(Aurora)は Route 53 と組み合わせたフェイルオーバーが可能ですが、レプリカ昇格には数分かかるため RTO 60秒未満の保証が困難です。 選択肢CのAWS Backup を使ったクロスリージョンバックアップは CloudFormation によるクラスター再作成が必要で、RTO は数十分〜数時間かかり要件を満たしません。 選択肢DのRDS for MySQL クロスリージョンリードレプリカは手動昇格が必要で、RPO・RTO ともに要件(5秒未満・60秒未満)を安定して満たすことが困難です。

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