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SAA弾力性に優れたアーキテクチャの設計複数選択

国内向け金融サービスが東京リージョン(ap-northeast-1)のみで Web アプリを運用しており、アプリサーバー(EC2 / Auto Scaling グループ)と Amazon Aurora MySQL で構成されている。規制要件として「RTO(目標復旧時間)15分以内・RPO(目標復旧時点)1時間以内の DR(ディザスタリカバリ:災害復旧)体制」の整備が義務付けられた。コストを抑えながらこの要件を満たす構成として正しいものを 2 つ選べ。

A
大阪リージョン(ap-northeast-3)に最小限の EC2 インスタンスのみを起動しておく「パイロットライト構成」を構築し、Route 53 のフェイルオーバールーティングポリシーで DNS 切り替えを自動化する
✓ 正解
パイロットライト構成はコアコンポーネントを最小限で常時稼働させ、DR 時に残りを素早く起動することで RTO 15分以内を実現できる。Route 53 フェイルオーバーで DNS 切り替えが自動化される。
B
大阪リージョンに Aurora グローバルデータベースのセカンダリクラスターを作成し、有事の際にセカンダリをプライマリリージョンに昇格させる
✓ 正解
Aurora グローバルデータベースのセカンダリクラスターは通常 1 秒未満の RPO を持ち、リージョン昇格は 1 分以内で完了可能。RPO 1時間要件をコストを抑えつつ大幅に上回る精度で満たせる。
C
大阪リージョンにフルスケールのアクティブ環境を常時稼働させ、Route 53 の加重ルーティングで東京・大阪に 50:50 でトラフィックを分散する
常時 2 倍のコストが発生し、コスト抑制要件に反する。
D
S3 クロスリージョンレプリケーション(CRR)でアプリケーションコードを大阪にコピーしておき、障害時に EC2 を手動で起動する
S3 CRR でコードを複製しても EC2 の手動起動が伴うため RTO 15分以内の保証が困難。
E
AWS Backup で毎時 Aurora スナップショットを大阪にコピーし、障害時にスナップショットから DB を復元する
毎時スナップショットは RPO を満たせるが、スナップショットからの DB 復元は手動作業で RTO 15分以内の保証が困難。

解説

選択肢Aのパイロットライト構成はコアコンポーネントを最小限で常時稼働させ DR 時に残りを素早く起動することで RTO 15分以内を実現できる。Route 53 フェイルオーバーにより DNS 切り替えが自動化される。 選択肢BのAurora グローバルデータベースは通常 1 秒未満の RPO を持ちリージョン昇格は 1 分以内で完了可能。 選択肢Cは常時 2 倍のコストが発生し非効率。 選択肢Dは手動作業を含むため RTO 15分以内の保証が困難。 選択肢Eは手動作業を含むため RTO 15分以内の保証が困難。

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