無限ノック › SAA 練習問題一覧 › 問題SAA コスト最適化されたアーキテクチャの設計
ある金融機関は、規制対応のためEBSボリュームのスナップショットを取得し、7年間保持する必要がある。スナップショットは月1回のフルバックアップとして作成され、リストアは監査時のみで頻度は極めて低く、取り出しに最大72時間かかっても許容される。既存のスナップショット運用はAmazon Data Lifecycle Manager(DLM)で自動化済みである。長期保持コストを最小化する方法はどれか。
A DLMのアーカイブルールを設定し、スナップショットを作成後にEBS Snapshot Archive(アーカイブ階層)へ自動的に移動する
✓ 正解
EBS Snapshot Archiveはフルスナップショットを標準階層比で最大75%低コストに保管でき、取り出し24〜72時間・最低90日保持という特性が極めて低頻度の7年保持に合致する。DLMのアーカイブルールで自動移動でき、運用も自動化される。
B スナップショットを標準階層のまま保持し、DLMの保持ルールで7年後に自動削除する
標準階層は増分保存方式だが、アクセスのない長期データを保持し続けるとアーカイブ階層より大幅に高コストになる。自動削除を設定しても保持期間中のコストは下がらず、7年保持のコスト最小化という要件を満たさない。
C スナップショットを別リージョンへコピーして冗長化し、コピー先で7年間長期保持する
別リージョンへのコピーはディザスタリカバリには有効だが、保管ストレージ料金に加えリージョン間データ転送料金が追加で発生する。冗長性は高まるがコストを最小化する目的には逆行するため不適切。
D AWS Backupのウォームストレージにバックアップを保存し、ライフサイクルルールで保持する
AWS Backupのウォームストレージは標準相当の料金体系で、低頻度・長期保持向けではない。この用途ではコールドストレージを使うべきであり、ウォームのままではコストを最小化できない。
解説 EBS Snapshot Archive(アーカイブ階層)はフルスナップショットを標準階層より最大75%低いコストで保管でき、取り出しに24〜72時間を要するが、最低保持期間90日・極めて低頻度アクセスの長期保持に適する。DLMのアーカイブルールで作成後の自動移動を実現でき、運用も自動化される。
選択肢Bの標準階層のまま保持は、アクセス頻度の低い長期データに対してアーカイブ階層より大幅に高コストで、コスト最小化にならない。
選択肢Cの別リージョンコピーはストレージとデータ転送のコストが増加し、コスト削減に逆行する。
選択肢DのAWS Backupのウォームストレージは標準相当の料金で、長期保持にはコールドストレージを使うべきであり最小コストにならない。
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