SAA弾力性に優れたアーキテクチャの設計
製造業の企業が、基幹システムを Amazon EC2 と Amazon RDS for PostgreSQL(マルチAZ)で us-east-1 に構築しています。事業継続計画として、リージョン全体の障害に備え us-west-2 を DR サイトとする必要があります。要件は RTO 1時間以内、RPO 15分以内で、平常時の DR コストはできる限り抑えたいと考えています。最も適切な DR 戦略はどれですか。
AAWS Backup でクロスリージョンバックアップを定期取得し、災害発生時に us-west-2 で全リソースを新規復元する
バックアップ&リストア戦略であり平常時コストは最小だが、災害時に全リソースをゼロから復元するため復旧に時間を要し、RTO 1時間以内を安定して満たせない可能性が高く要件に不適合。
B重要データベースのリードレプリカのみを us-west-2 で常時稼働させ、災害時にアプリ層を起動してスケールする
✓ 正解
パイロットライト戦略。DBレプリカのみ常時稼働で RPO を数分に維持し、アプリ層は災害時に起動・スケールするため RTO 1時間を満たしつつ平常時コストを最小化でき、全要件に合致する。
C本番と同一構成のスタックを us-west-2 で常時稼働させ、Route 53 で両リージョンへトラフィックを分散する
マルチサイトアクティブ-アクティブ構成で RTO/RPO はほぼゼロになるが、本番同等のスタックを両リージョンで常時稼働させるため最もコストが高く、コスト抑制の要件に明確に反する。
D縮小構成のフル機能スタックを us-west-2 で常時稼働させ、災害時にトラフィックを切り替えて拡張する
ウォームスタンバイ戦略で縮小構成を常時稼働させる。要件は満たせるがフル機能スタックを常時動かすためパイロットライトよりコストが高く、コスト最小化の観点で最適解ではない。
解説
RTO 1時間・RPO 15分という中程度の要件をコスト最小で満たすには、パイロットライト戦略が最適です。データベースのクロスリージョンレプリカのみを常時稼働させて RPO を数分に抑え、アプリ層は AMI などを準備しておき災害時に起動・スケールします。常時稼働するリソースが最小限のため平常時コストを抑えられます。
選択肢Aの AWS Backup による復元はバックアップ&リストア戦略で、全リソースの新規復元に時間がかかり RTO 1時間を満たせない可能性が高い。
選択肢Cのマルチサイトアクティブ-アクティブは RTO/RPO をほぼゼロにできるが、本番同等構成を常時稼働させるため最もコストが高く、コスト抑制の要件に反する。
選択肢Dのウォームスタンバイはフル機能スタックを常時稼働させるためパイロットライトよりコストが高く、本要件に対しては過剰。
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