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SAA高性能なアーキテクチャの設計

あるフィンテック企業は、5万台のPOS(販売時点情報管理)端末からトランザクションデータをリアルタイムで収集しています。次の3つの要件をすべて満たすアーキテクチャが必要です: (1) 不正取引を3秒以内に検知してアラートを送信する、 (2) 全トランザクションデータをコンプライアンス目的でAmazon S3に永続保存する、 (3) 通常の10倍のトラフィックスパイクが発生してもデータを損失なく処理できる。 これらの要件を最も効果的に満たすアーキテクチャはどれですか?

A
Amazon Kinesis Data Streams でデータを受信し、AWS Lambda で不正検知ロジックをリアルタイムに実行する。同時に Amazon Data Firehose でデータを Amazon S3 に配信する
✓ 正解
Kinesis Data Streamsはシャード追加で10倍スパイクにも対応でき、Lambdaとの統合でレコード単位のリアルタイム処理(3秒以内の不正検知)を実現する。Amazon Data Firehoseで全データをS3に永続保存でき、設問の3要件をすべて充足する最適構成。
B
Amazon SQS 標準キューでデータを受信し、Lambda 関数で不正検知を実行して結果を DynamoDB に保存する。S3 Glacier には定期バッチでアーカイブする
SQS標準キューはメッセージの処理順序が非保証で処理遅延にばらつきが生じやすく、5万台規模での3秒以内の一貫した不正検知が保証できない。S3への永続保存も定期バッチアーカイブであり、リアルタイムのコンプライアンス保存要件を満たさない。
C
Amazon API Gateway から Amazon SNS(Simple Notification Service:通知配信サービス)にデータを転送し、サブスクライブされた Lambda で不正検知を実行して S3 に直接書き込む
API GatewayとSNSは非同期ファンアウト通知向けの設計であり、5万台からの毎秒大量トランザクションを受け付けるストリーミングインジェストには不向き。高スループットの継続受信に必要なスケーラビリティが設計上不足している。
D
Amazon Data Firehose でデータを直接 S3 に配信し、S3 イベント通知でトリガーされた Lambda で不正検知を実行する
Amazon Data Firehoseは最低60秒(設定により最大900秒)のバッファリング後にS3へ配信するため、S3イベント通知でLambdaが起動されるまでの遅延が大きく、3秒以内の不正検知要件を安定して満たすことができない。

解説

Kinesis Data Streamsはシャード数を動的に増加させることで急激なトラフィックスパイクに対応でき、最大365日間のデータ保持により再処理も可能です。Lambda統合によりレコードごとにリアルタイム不正検知(3秒以内)が実現し、Amazon Data FirehoseでS3への確実なデータ永続化が可能です。 選択肢Aは、Kinesis Data Streams + Lambda + Amazon Data Firehoseの組み合わせにより、3秒以内の検知・S3永続保存・10倍スパイク対応の3要件をすべて満たせる最適構成です。 選択肢Bは、SQS(Simple Queue Service)標準キューはメッセージの処理順序が非保証で処理遅延にばらつきが生じやすく、3秒以内の一貫した不正検知が保証されません。 選択肢Cは、API Gateway + SNS(Simple Notification Service)は5万台規模の高スループットストリーミングインジェストには設計上不向きです。 選択肢Dは、Amazon Data Firehose単体は最低60秒のバッファリングがあるため、S3到達後にLambdaが起動されても3秒以内の不正検知要件を安定して満たせません。

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