SAA弾力性に優れたアーキテクチャの設計
ある企業がオンプレミスで稼働している複数の物理サーバーおよび VMware 仮想マシン上のアプリケーション群を AWS に継続的にレプリケーションしたいと考えています。大規模災害発生時には分単位での AWS 起動(RTO: 分単位、RPO: 秒単位)が要件です。ソースサーバーへのエージェントインストールは許容されます。この要件を最も満たすサービスはどれですか?
AAWS Elastic Disaster Recovery(DRS)を使用し、ソースサーバーにレプリケーションエージェントをインストールして継続的なブロックレベルレプリケーションを行う。
✓ 正解
AWS Elastic Disaster Recovery は継続的なブロックレベルレプリケーションにより RPO 秒単位を実現し、障害時のリカバリインスタンス起動を分単位で行えます。物理・VMware・クラウド環境を問わずエージェントで対応できる最適な選択肢です。
BAWS DataSync でオンプレミスから Amazon S3 へ定期的にデータを同期し、障害時は CloudFormation と事前作成 AMI から EC2 インスタンスを再構築して復旧する。
AWS DataSync は定期的なファイル同期サービスで継続的ブロックレベルレプリケーションに非対応です。EC2 再構築に数十分〜数時間かかるため、RTO 分単位・RPO 秒単位の要件を満たすことができません。
CAWS Storage Gateway(Volume Gateway)でオンプレミスボリュームを AWS にキャッシュし、障害時は EBS スナップショットから EC2 インスタンスを起動して復旧する。
Storage Gateway の Volume Gateway はハイブリッドストレージ向けで、DR 専用の起動加速機能がありません。EBS スナップショットからの復旧では RPO 秒単位を保証できず、要件を満たしません。
DAWS Backup で VMware 仮想マシンのバックアップを定期的に AWS へ取り込み、障害時は指定したリカバリポイントから Amazon EC2 インスタンスを起動して復旧する。
AWS Backup は定期スケジュールでバックアップを取得するサービスです。バックアップ間隔分(最短でも数分〜数時間)の RPO が発生し、秒単位の RPO 要件は達成できません。
解説
AWS Elastic Disaster Recovery(DRS)は物理サーバー・VMware VM・クラウド EC2 など多様なソースに対応した継続的ブロックレベルレプリケーションサービスです。ソースサーバーにエージェントをインストールすることで変更差分を継続的に AWS のステージングエリアへ転送します。障害発生時はステージングエリアのデータを基にリカバリインスタンスを分単位で起動でき、RTO: 分単位・RPO: 秒単位の要件を達成できます。
選択肢BのAWS DataSync はファイル転送・データ同期サービスであり、継続的なブロックレベルレプリケーションには対応していません。CloudFormation + AMI からの EC2 再構築には数十分〜数時間かかるため RTO 要件を満たせません。
選択肢CのAWS Storage Gateway(Volume Gateway)はハイブリッドストレージ用途に最適化されており DR 専用サービスではありません。スナップショットからの復旧は数分〜数十分かかり、継続的レプリケーションの RPO 秒単位も保証できません。
選択肢DのAWS Backup は定期バックアップを提供しますが、バックアップ間隔分の RPO(分〜時間単位)となり、秒単位の RPO 要件を満たせません。
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