SAAコスト最適化されたアーキテクチャの設計
あるメーカーのBI部門はAmazon Redshiftクラスター(RA3ノード)で社内分析を行っている。クラスターは平日の8〜18時のみ利用され、夜間と週末は完全にアイドルだが、データは保持し続ける必要がある。クエリ性能は現状で十分であり、利用時間帯以外のコンピューティング費用を削減したい。データを失わずに、最もコスト効率よくアイドル時間の課金を抑える方法はどれか。
Aクラスターの一時停止(Pause)と再開(Resume)をスケジュールし、利用時間帯のみ稼働させる
✓ 正解
一時停止はコンピューティング課金を止めつつRA3のマネージドストレージ上のデータを保持する。スケジュールで平日日中のみ稼働させればアイドル時間の課金が発生せず、データを失わずに最もコスト効率よく削減できる。
B1年間のリザーブドノードを購入し、ノードあたりの単価を割引価格へ切り替える
リザーブドノードは24時間稼働を前提に割引するため、夜間・週末がアイドルなワークロードでは未使用時間も課金され、停止に比べ削減効果が小さい。アイドルコストの本質的な解消にはならない。
CConcurrency Scalingを有効化し、同時実行クエリ数に応じてコンピューティングを自動でスケールさせる
Concurrency Scalingは同時実行クエリのスループットを一時的に拡張する性能向上機能で、アイドル時間のコスト削減には寄与しない。性能は十分という前提とも合致せず要件を外れている。
Dノードをより小さいDC2タイプへリサイズし、24時間365日の稼働を継続する
DC2はストレージとコンピューティングが一体で、リサイズしても24時間課金が続く。RA3のマネージドストレージから移行するとデータ容量の制約も生じ、アイドルコスト削減策として不適切である。
解説
Redshiftの一時停止(Pause)はコンピューティング課金を停止しつつ、RA3のマネージドストレージ上のデータを保持する。スケジュールを設定して平日日中のみ稼働させればアイドル時間の課金が発生せず、データを失わずに最もコスト効率よくコンピューティング費用を削減できる。
選択肢のリザーブドノードは24時間稼働を前提に割引するためアイドル時間も課金される。
選択肢のConcurrency Scalingは性能拡張機能でアイドルコスト削減には寄与しない。
選択肢のDC2リサイズはストレージ一体型で24時間課金が続き、RA3からの移行で容量制約も生じる。
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