SAAコスト最適化されたアーキテクチャの設計
あるデータ処理企業は、毎日大量のログを処理するバッチジョブを AWS 上で実行しています。アーキテクチャの要件は次のとおりです。
・安定したベースライン処理に 10 台の EC2 インスタンスが 24 時間 365 日必要
・平日のピーク時(午前 9 時〜午後 6 時)には追加で最大 30 台のインスタンスが必要
・バッチジョブは処理の中断に耐えられる設計であり、チェックポイント(処理の途中経過を保存する仕組み)から再開可能
・ピーク時間帯のパターンは予測可能
このワークロードに対して最もコスト効率が高い EC2 購入オプションの組み合わせはどれですか?
A全 40 台(ベースライン 10 台+ピーク 30 台)をオンデマンドインスタンスで実行する
オンデマンドインスタンスのみで全40台を実行する構成は割引が一切適用されないため、最もコスト効率が低い選択肢です。
Bベースライン 10 台を 1 年間の Standard Reserved Instance として購入し、ピーク 30 台はオンデマンドインスタンスで実行する
Standard Reserved Instanceでベースラインのコストは削減できますが、ピーク時のオンデマンドインスタンスはSpot Instanceより高コストのため最適ではありません。
Cベースライン 10 台を 1 年間の Standard Reserved Instance として購入し、ピーク 30 台は Spot Instance で実行する
✓ 正解
Standard Reserved Instanceは24時間365日稼働のベースライン10台に最適で、オンデマンド比最大72%割引を実現します。Spot Instanceは中断耐性を持つバッチジョブに活用でき、オンデマンド比最大90%割引が適用されます。
D全 40 台を Spot Instance で実行し、中断に備えてキューベースのジョブ管理を実装する
Spot Instanceのみで全40台を実行する構成はベースライン処理も中断リスクにさらされ、24時間365日の継続稼働が保証できないため信頼性が低下します。
解説
24 時間 365 日稼働するベースライン 10 台には、オンデマンド比最大 72% 割引の Standard Reserved Instance が最適です。ピーク時の追加 30 台はバッチジョブが中断耐性を持つため、オンデマンド比最大 90% 割引の Spot Instance を安全に活用できます。
選択肢A の全台オンデマンドはベースラインもピーク時も割引なしの最高コストで実行するため、最もコスト効率が低い選択肢です。
選択肢B のベースライン Reserved + ピーク オンデマンドはベースラインコストを削減できますが、ピーク時のオンデマンドインスタンスは Spot Instance より高コストで、最適ではありません。
選択肢D の全台 Spot はピーク時のコスト削減効果はありますが、ベースライン処理が Spot の中断リスクにさらされ、24 時間 365 日の継続稼働が保証できなくなるため信頼性が低下します。
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