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SAA弾力性に優れたアーキテクチャの設計

金融系企業が Amazon Aurora MySQL 互換クラスターを ap-northeast-1 で運用しています。規制対応として、別リージョン(ap-southeast-1)への災害復旧構成を求められています。要件は、リージョン障害時の RPO を 1 秒未満、RTO を 1 分程度に抑え、平常時のクロスリージョンレプリケーション遅延を最小化することです。最も適切な構成はどれですか。

A
Amazon Aurora Global Database を構成し、ap-southeast-1 にセカンダリリージョンを追加して専用レプリケーションインフラで複製する
✓ 正解
ストレージレベルの専用レプリケーションインフラでリージョン間を複製するため複製遅延が最小で、RPO 1 秒未満・RTO 1 分程度を実現できます。リージョン障害時の昇格も高速で、規制要件をすべて満たす唯一の構成です。
B
Aurora のクロスリージョンリードレプリカ(バイナリログベース)を ap-southeast-1 に作成し、障害時に手動で昇格する
バイナリログベースの論理レプリケーションは複製遅延が大きくコンピューティング負荷も高いため、RPO 1 秒未満や RTO 1 分程度を安定して達成できず、複製遅延最小化の要件にも反するため不適切です。
C
Aurora クラスターの自動スナップショットを ap-southeast-1 へ定期的にコピーし、障害時にスナップショットから新規クラスターを復元する
スナップショットのコピー間隔ぶんのデータ損失(高い RPO)が避けられず、障害時の復元にも時間がかかり RTO 1 分を満たせないため、要件に対して不適合です。
D
Aurora クラスターを Multi-AZ 配置にし、複数の AZ にリーダーインスタンスを配置して可用性を高める
Multi-AZ は同一リージョン内で AZ 障害に備える可用性向上策であり、別リージョンへの複製を行わないため、リージョン全体の障害に対する災害復旧の要件を満たせません。

解説

Aurora Global Database は、ストレージレベルの専用レプリケーションインフラを用いてリージョン間を複製し、通常 1 秒未満の RPO と 1 分程度の RTO を実現します。 レプリケーションはコンピューティングリソースを消費せず、平常時の複製遅延を最小化できるため、規制要件に最適です。 選択肢Bのバイナリログベースのクロスリージョンリードレプリカは複製遅延が大きく、RPO 1 秒未満・RTO 1 分の要件を満たせない。 選択肢Cのスナップショットコピーはコピー間隔ぶんの RPO が発生し、復元にも時間がかかるため要件を満たせない。 選択肢Dの Multi-AZ は同一リージョン内の可用性向上策であり、リージョン障害に対する DR にはならない。

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