SAAコスト最適化されたアーキテクチャの設計
あるメディア企業は、アップロードされた動画を変換するバッチ処理を Amazon ECS on AWS Fargate で実行しています。各タスクはステートレスで、処理状況はチェックポイントとして外部に保存され、中断されても安全に再実行できます。処理は日中に集中的に発生し、夜間はほとんど実行されません。可用性要件は緩く、コンピューティングコストを最大限に削減したいと考えています。最も適切な構成はどれですか。
AECS タスクを Fargate Spot キャパシティプロバイダーで実行し、中断時は自動的に再スケジュールする
✓ 正解
中断を許容できるステートレス処理に対しオンデマンドより大幅に安価で、チェックポイントで再実行できる本ワークロードに最適です。キャパシティプロバイダーが中断時の再スケジュールを担い、サーバー管理も不要でコストを最大限に削減できます。
BFargate(オンデマンド)でタスクを実行し、ベースライン分に Compute Savings Plans を 1 年購入する
日中集中・夜間ほぼ停止という変動の大きい使用量ではコミット分を使い切れず無駄が生じます。中断を許容できるワークロードに対しては Spot ほどの割引が得られず、コスト最大削減の要件に届きません。
C起動タイプを EC2 に変更し、オンデマンドの EC2 インスタンスで Auto Scaling グループを構成して実行する
オンデマンドの EC2 は単価が割高で、コスト最大削減という目的に合致しません。さらに EC2 インスタンスの管理や Auto Scaling 設計の運用負荷も増えるため、Fargate Spot に比べて不利な選択肢です。
D起動タイプを EC2 に変更し、想定最大台数分の EC2 リザーブドインスタンスを 1 年で購入して実行する
リザーブドインスタンスは想定最大台数分の容量を常時前払いで確保します。夜間にほとんど稼働しない変動の大きいバッチでは使われない容量を無駄に支払うことになり、コスト最適化に反します。
解説
Fargate Spot は中断を許容できるステートレスなワークロードに対して、オンデマンドより大幅(最大約 70%)に低価格でコンピューティングを提供します。本シナリオはチェックポイントにより安全に再実行でき可用性要件も緩いため、Spot の中断特性が問題になりません。キャパシティプロバイダーが中断時のタスク再スケジュールを担い、サーバー管理も不要で運用負荷を抑えつつコストを最大限に削減できます。
選択肢の Fargate オンデマンド + Compute Savings Plans は、日中集中・夜間ほぼ停止という変動の大きい使用量に対しコミット分を使い切れず、中断許容ワークロードでは Spot ほど割引が得られません。
選択肢の EC2 オンデマンド + Auto Scaling は、オンデマンド料金が割高なうえ EC2 の管理負荷も増え、コスト最大削減という要件に合いません。
選択肢の EC2 リザーブドインスタンスは想定最大台数を常時前払いで確保するため、夜間にほぼ使われない容量を無駄に支払うことになり、変動の大きいバッチには不適切です。
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