SAA高性能なアーキテクチャの設計
あるコンテンツ管理企業が、数百台の Linux EC2 インスタンスから共有される Amazon EFS ファイルシステムを運用しています。アクセスパターンは予測が難しく、日中に突発的なスループットのスパイクが発生します。現在は Bursting スループットモードを使用していますが、バーストクレジットが枯渇するとスループットが基準値まで低下し、処理遅延が発生します。プロビジョニング作業などの運用負荷を増やさず、スパイクに追従しつつコスト効率も高めたいと考えています。最も適切な対応はどれですか。
AEFS のスループットモードを Elastic に設定し、ワークロードのスパイクに応じてスループットを自動でスケールさせる
✓ 正解
Elastic スループットモードはバーストクレジットを持たず、需要に応じて自動でスケールし使用分のみ課金されるため、予測不能なスパイク的ワークロードに対し運用負荷ゼロでコスト効率も高く要件を満たします。
BEFS のスループットモードを Provisioned に変更し、ピーク時の最大スループットに合わせた固定値を常時プロビジョニングする
Provisioned スループットはトラフィックに関係なく固定容量を常時課金します。予測が難しいスパイク用途ではピークに合わせると過剰コスト、低く設定すると再び不足し、要件に合致しません。
CEFS のパフォーマンスモードを Max I/O に変更し、より高い集約スループットを得られるようにする
Max I/O パフォーマンスモードは高い集約スループットを実現しますが、操作ごとのレイテンシが増加します。スループットモードの枯渇問題を解決するものではなく、原因への対処になりません。
Dファイルシステムを Amazon FSx for OpenZFS に移行し、高い IOPS とスループットを確保して負荷を吸収する
FSx for OpenZFS への移行は高性能ですが、大規模なデータ移行とアプリケーションの再設定を伴います。運用負荷を増やさないという要件に反し、過剰な対応です。
解説
EFS の Elastic スループットモードは、需要に応じて読み書きスループットを自動でスケールアップ・ダウンし、使用したスループット分だけ課金されます。バーストクレジットの概念がなく、予測不能でスパイク的なワークロードに最適で、追加のプロビジョニング運用も不要です。
選択肢Bの Provisioned スループットは、トラフィックに関係なく固定容量を常時課金するため、予測不能なスパイク用途では過剰コストか不足のいずれかになります。
選択肢Cの Max I/O パフォーマンスモードは、高並列の集約スループットを上げますが、ファイル操作ごとのレイテンシが増加し、スループット枯渇の根本解決にはなりません。
選択肢Dの FSx for OpenZFS への移行は、大規模な移行作業と運用変更を伴い、運用負荷最小化の要件に反します。
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