SAA弾力性に優れたアーキテクチャの設計
ある企業は AWS Organizations 配下に約 25 のアカウントを保有し、各アカウントで Amazon EBS、Amazon RDS、Amazon EFS、Amazon DynamoDB など多様なリソースを運用しています。コンプライアンス要件として、全アカウントのバックアップを一元的なポリシーで管理し、別リージョンへコピーして保持する必要があります。最小の運用負荷でこれを実現する方法はどれですか。
A各アカウントで Lambda を定期実行し、スナップショット取得と別リージョンへのコピーを行うスクリプトを個別に維持する
Lambda による独自スクリプトはアカウントごとにコードと実行基盤を維持する必要があり運用負荷が高い。一元的なポリシー管理にもならず、保守性とコンプライアンス管理の観点で要件に適合しない。
BAWS Backup のバックアップポリシーを Organizations 全体に適用し、クロスリージョンコピーと保持ルールを一括設定する
✓ 正解
AWS Backup は Organizations と統合し管理アカウントからバックアップポリシーを全アカウントへ適用できる。複数サービスを横断し、クロスリージョンコピーと保持を一括管理できるため一元管理と最小運用負荷を両立する。
C各サービスのネイティブな自動バックアップ機能をアカウントごとに個別に有効化し、保持期間をそれぞれ設定する
各サービスのネイティブ機能を個別有効化する方式はサービス単位・アカウント単位で設定が分散するため、組織横断の一元ポリシー管理という要件を満たせず、運用負荷も大きくなる。
DAWS DataSync で各リソースのデータを別リージョンの Amazon S3 バケットへ定期的に転送し保持する
DataSync はファイルやオブジェクトのデータ転送に特化しており、RDS や DynamoDB のトランザクション整合性あるバックアップやポリシーベースの保持管理に対応できず、本要件には不適合。
解説
AWS Backup は EBS、RDS、EFS、DynamoDB など多様なサービスを横断して保護するマネージドサービスです。AWS Organizations と統合し、管理アカウントからバックアップポリシーを組織全体に適用できるため、各アカウントで個別設定する必要がありません。クロスリージョンコピーや保持ルールもポリシーで一括管理でき、一元管理と最小運用負荷の両立に最適です。
選択肢Aの Lambda スクリプトはアカウントごとにコードを維持する必要があり、運用負荷が大きく一元管理にもならない。
選択肢Cのネイティブ機能の個別有効化は、サービスごと・アカウントごとに設定が分散し、一元的なポリシー管理という要件を満たせない。
選択肢Dの DataSync はファイル/オブジェクトのデータ転送ツールであり、RDS や DynamoDB の整合性あるバックアップやポリシーベースの保持管理には適さない。
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