SAAコスト最適化されたアーキテクチャの設計
ある企業は、50台のEC2インスタンスで構成されるコンテンツ管理システムを運用しており、ファイル共有にAmazon EFS(Elastic File System)を使用しています。現在のEFS容量は合計80TBで、利用分析の結果、次のアクセスパターンが判明しました。
・ファイル作成後30日間:毎日アクセスあり(全データの約20%に相当)
・30日経過後:ほとんどアクセスなし(全データの約80%に相当)
また、既存のアプリケーションのコードは変更せずに、EFSのマウントポイントをそのまま使い続ける必要があります。最もコスト効率が高い構成変更はどれですか?
AEFSのライフサイクル管理ポリシーを設定し、30日間アクセスのないファイルをEFS Infrequent Access(IA)ストレージクラスへ自動的に移行する
✓ 正解
EFS Infrequent Access(IA)ストレージクラスはEFS Standardと比較して最大92%安価です。ライフサイクル管理ポリシーを設定するだけでアプリケーションへの変更なしに自動移行され、IAのファイルへのアクセス時はStandardへ透過的に戻るため既存のマウントポイントもそのまま利用できます。データの80%がIAに移行することでコストを大幅に削減できます。
B30日経過したファイルをAmazon S3 Glacierへ移動するスクリプトを毎月実行し、EFSの使用容量を削減する
(S3 Glacierへの手動移行)は、EFSのマウントポイントからアクセスできなくなるためアプリケーション変更が必要となり、要件に反します。
CEFSをAmazon EBS(汎用SSD gp3)に置き換え、古いデータはEBSスナップショットとして保持する
(EBSへの置き換え)は、EBSが複数EC2インスタンスからの同時共有アクセスをサポートしないため、50台のEC2による共有ファイルシステムの代替にはなりません。
DAmazon FSx for Lustreを導入し、S3との自動同期機能でコールドデータをS3に退避させる
(FSx for Lustre)は、HPC向けであり、コスト削減が目的の場合には適さず、EFSよりも高コストとなります。
解説
EFS Infrequent Access(IA)ストレージクラスはEFS Standardと比較して最大92%安価です。ライフサイクル管理ポリシーを設定するだけでアプリケーションへの変更なしに自動移行され、IAのファイルへのアクセス時はStandardへ透過的に戻るため既存のマウントポイントもそのまま利用できます。データの80%がIAに移行することでコストを大幅に削減できます。
選択肢B(S3 Glacierへの手動移行)は、EFSのマウントポイントからアクセスできなくなるためアプリケーション変更が必要となり、要件に反します。
選択肢C(EBSへの置き換え)は、EBSが複数EC2インスタンスからの同時共有アクセスをサポートしないため、50台のEC2による共有ファイルシステムの代替にはなりません。
選択肢D(FSx for Lustre)は、HPC向けであり、コスト削減が目的の場合には適さず、EFSよりも高コストとなります。
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