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SAAセキュアなアーキテクチャの設計

グローバル展開するEコマース企業が、Amazon CloudFrontとApplication Load Balancer(ALB)を使用してWebアプリケーションを運用しています。過去に高度なDDoS(分散型サービス拒否)攻撃を受け、大規模なトラフィックによるサービス停止と、Auto Scalingによる予想外のコスト急増が発生しました。セキュリティチームは以下のすべての要件を満たすソリューションを求めています。 ①レイヤー3/4/7すべてのDDoS攻撃に対する高度な保護、 ②DDoS攻撃起因のスケーリングコストに対する費用保護、 ③24時間365日対応のDDoS専門チーム(DRT: DDoS Response Team)へのアクセス、 ④リアルタイムの攻撃可視化とインシデント後の詳細分析。これらすべての要件を満たす最適なソリューションはどれですか?

A
AWS WAFのレート制限ルールをCloudFrontとALBに適用し、急激なトラフィック増加を遮断する
WAFのレート制限はレイヤー7制御に有効ですが、レイヤー3/4のDDoS攻撃には対応できず、DRTアクセスやコスト保護機能も含まれません。
B
AWS Shield Advancedを有効化し、CloudFrontディストリビューション・ALB・Route 53ホストゾーンを保護対象として登録する
✓ 正解
Shield Advancedはレイヤー3/4から7まで包括的にDDoS攻撃から保護します。DRTへの24/7アクセス、DDoS関連コストの返還(コスト保護)、詳細な攻撃分析レポートが標準提供されます。
C
AWS Shield Standard(すべてのAWSユーザーに無料で自動提供される基本DDoS保護)とCloudWatchアラームを組み合わせてDDoS攻撃を検知・対応する
Shield Standardは全利用者に自動適用される基本的保護ですが、DRTアクセス・詳細な攻撃分析・コスト保護機能は含まれず、高度なDDoS脅威には対応不十分です。
D
VPCレベルのネットワークACL(NACL)にレート制限ルールを設定し、異常なトラフィックをブロックする
ネットワークACLは静的なIPベースフィルタリングのみで、動的なDDoS攻撃には対応できず、DRT・コスト保護・専門家サポートなどの機能も提供されません。

解説

【正解】AWS Shield Advancedは、レイヤー3/4の大規模DDoS攻撃からレイヤー7の高度なアプリケーション攻撃まで包括的に保護します。「DDoSコスト保護」機能により、DDoS攻撃に起因するAuto ScalingやData Transfer等のコスト増分をAWSサービスクレジットとして返還します。DRTへの24/7アクセスと詳細な攻撃分析レポートも標準で提供されます。【不正解A】WAFのレート制限はレイヤー7の制御には有効ですが、レイヤー3/4のDDoS攻撃には対応できず、コスト保護やDRTアクセスも提供されません。【不正解C】Shield Standardはすべての利用者に自動適用される基本的な保護であり、DRTアクセス・コスト保護・高度な攻撃分析はいずれも含まれません。【不正解D】ネットワークACLは静的なIPベースのフィルタリングのみで、高度なDDoS保護・コスト保護・専門家サポートはいずれも提供されません。

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