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SAAコスト最適化されたアーキテクチャの設計

あるグローバルメディア企業は Amazon CloudFront でコンテンツを配信しており、以下の処理を Lambda@Edge のビューワーリクエスト・レスポンス関数として実装しています。 ① URL パスの正規化(小文字変換・末尾スラッシュの削除) ② セキュリティレスポンスヘッダーの付与(HSTS・X-Frame-Options) ③ A/B テスト用カスタムヘッダーの注入 トラフィックは月間 20 億リクエストに達しており、Lambda@Edge のコストが課題です。運用の複雑さを増やさずにコストを削減するための最適な方法はどれですか?

A
CloudFront でのビューワーリクエスト・レスポンス処理を CloudFront Functions に移行する
✓ 正解
CloudFront Functions の料金は Lambda@Edge の約 1/6 です。URL 正規化・ヘッダー付与・A/B テストヘッダー注入はいずれもビューワーイベントで対応でき、月間 20 億リクエストでは大幅なコスト削減が実現できます。
B
複数の Lambda@Edge 関数を 1 つに統合し、関数呼び出し総数を減らしてコストを削減する
Lambda@Edge の課金はリクエストあたりの単価ベースです。関数を 1 つに統合しても呼び出し総数は変わらないため、コスト削減効果はほとんど得られません。
C
AWS WAF のカスタムルールとマネージドルールグループで URL 操作とヘッダー制御を代替する
AWS WAF はリクエストのフィルタリング・ブロックを目的としており、URL パスの文字変換や任意のカスタムレスポンスヘッダーの付与・注入といった処理には対応していません。
D
Amazon API Gateway のリクエスト前処理と Lambda オーソライザーを組み合わせて同等処理を実装する
API Gateway と Lambda オーソライザーは API 管理・認証認可のためのサービスです。CloudFront のビューワーイベント処理を置き換えることはできず、このアーキテクチャとして成立しません。

解説

Amazon CloudFront Functions は CloudFront のエッジロケーションで実行される超軽量な JavaScript 関数です。料金は $0.10 per 100 万リクエストで、Lambda@Edge($0.60 per 100 万リクエスト+実行時間課金)と比較して最大 1/6 以下のコストになります。URL 正規化・レスポンスヘッダー付与・A/B テストヘッダー注入はいずれも CloudFront Functions が対応するビューワーイベント(viewer request / viewer response)の典型的なユースケースです。月間 20 億リクエストでは非常に大きなコスト削減効果が期待できます。 選択肢Bの Lambda@Edge 関数の統合は、課金がリクエスト単位で発生するため、複数の関数を 1 つに統合しても呼び出しの総回数は変わらずコストはほとんど削減されません。 選択肢Cの AWS WAF はセキュリティフィルタリングを目的としており、URL パスの正規化やカスタムレスポンスヘッダーの柔軟な付与・注入には対応していません。 選択肢Dの Amazon API Gateway と Lambda オーソライザーは CloudFront のビューワーイベント処理とは異なるレイヤーで動作します。CloudFront のエッジ処理を API Gateway で代替することはできません。

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