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SAA弾力性に優れたアーキテクチャの設計

製造業の企業が、オンプレミスで稼働する3層Webアプリケーション(Webサーバー・アプリケーションサーバー・データベース)のディザスタリカバリ(DR)環境をAWSに構築することを検討しています。要件は「RTO(目標復旧時間)※1:4時間以内」「RPO(目標復旧時点)※2:1時間以内」であり、かつ「可能な限りコストを抑えること」です。この要件を最もコスト効率よく満たすDR戦略はどれですか? ※1 RTO(Recovery Time Objective):障害発生からシステム復旧までの目標時間 ※2 RPO(Recovery Point Objective):障害発生時に許容できるデータ損失の最大時間

A
バックアップ&リストア:定期的にAMIスナップショットとRDSスナップショットをS3に保存し、障害時に復元する
バックアップリストアはS3スナップショットからの3層アプリケーション全体の復元に4時間を超えるリスクがあり、RTO要件を満たせない可能性があります。
B
パイロットライト(Pilot Light):RDSクロスリージョンレプリカなど最小限のコアコンポーネントのみ常時稼働させ、障害時に残りのコンポーネントを起動・スケールアウトする
✓ 正解
選択肢BのパイロットライトDR戦略が最もコスト効率の良い正解です。DBの継続レプリケーションによりRPO数分以内、事前作成済みAMIとAuto Scalingによる迅速な起動でRTO数十分〜4時間以内を達成でき、両要件を満たします。
C
ウォームスタンバイ(Warm Standby):本番の縮小版として完全な機能を持つ環境を常時稼働させ、障害時にフルスケールに拡張する
ウォームスタンバイはRTOをさらに短縮できますが、完全機能の縮小版環境を常時稼働させる必要があり、今回の要件水準に対してコストが過剰になります。
D
マルチサイトアクティブ/アクティブ:AWS上に本番と同等のフルスケール環境を常時稼働させ、Route 53で負荷分散する
マルチサイトアクティブはRPO・RTOともにほぼゼロを実現しますが、フルスケール環境を常時稼働させる最高コストの構成であり、4時間RTO・1時間RPOという要件には過剰です。

解説

選択肢BのパイロットライトDR戦略が最もコスト効率の良い正解です。DBの継続レプリケーションによりRPO数分以内、事前作成済みAMIとAuto Scalingによる迅速な起動でRTO数十分〜4時間以内を達成でき、両要件を満たします。 選択肢AのバックアップリストアはS3スナップショットからの3層アプリケーション全体の復元に4時間を超えるリスクがあり、RTO要件を満たせない可能性があります。 選択肢CのウォームスタンバイはRTOをさらに短縮できますが、完全機能の縮小版環境を常時稼働させる必要があり、今回の要件水準に対してコストが過剰になります。 選択肢DのマルチサイトアクティブはRPO・RTOともにほぼゼロを実現しますが、フルスケール環境を常時稼働させる最高コストの構成であり、4時間RTO・1時間RPOという要件には過剰です。

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