SAAコスト最適化されたアーキテクチャの設計
あるバイオテクノロジー企業は、ゲノム解析パイプラインをAWS上で運用しています。この解析ジョブには以下の特性があります:
・1ジョブあたり3〜8時間の処理時間
・Amazon S3へのチェックポイント保存により中断されても直前の状態から再開可能(fault-tolerant:障害耐性あり)
・ジョブのスケジュールは柔軟で数時間の遅延は許容可能
・現在はオンデマンドインスタンス(c5.18xlarge)を使用して月額$12,000のEC2コストが発生しています
このワークロードのEC2コストを最も削減できる購入オプションはどれか。
A1年間のStandard Reserved Instances(c5.18xlarge)を購入し、コミットメント割引を適用する
オンデマンド比最大72%の割引を受けられますが、1年または3年のコミットメントが必要です。スポットインスタンスの最大90%割引には及ばず、中断・再開可能で柔軟なバッチジョブのコスト削減効果を最大化できません。
Bスポットインスタンスを使用し、AWS Batchのマネージドコンピューティング環境でジョブの中断・再開を自動管理する
✓ 正解
スポットインスタンスはオンデマンド比最大90%割引で利用でき、S3チェックポイントによる中断・再開可能な設計とAWS Batchの自動リトライ機能を組み合わせることで、コスト最小化と安定した処理の両立が可能な最適解です。
CSavings Plans(Compute型)を1年間購入し、インスタンスタイプやリージョンを柔軟に変更できるようにする
インスタンスタイプやリージョンの変更に柔軟に対応できますが、最大割引率はReserved Instancesと同程度(約72%)です。スポットインスタンスの最大90%割引には及ばず、このワークロードへの適用では最大のコスト削減を得られません。
DDedicated Hosts(専有ホスト)を1年間予約し、インスタンス配置の密度を高めてコストを削減する
物理サーバーを専有することでBYOL(Bring Your Own License)などライセンスコンプライアンスへの対応を目的とするサービスです。コスト削減効果は限定的でオンデマンドより高額になることも多く、このユースケースには適していません。
解説
中断・再開可能(fault-tolerant)かつスケジュールが柔軟なバッチジョブには、オンデマンド比最大90%割引のスポットインスタンスが最適です。AWS Batchを組み合わせることで中断時の自動再試行も管理できます。
選択肢A の Reserved Instances や選択肢C の Savings Plans も最大72%割引ですがスポットに及びません。
選択肢D の Dedicated Hosts はライセンスコンプライアンス目的であり、大幅なコスト削減効果はありません。
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