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SAA高性能なアーキテクチャの設計

ある FinTech 企業は 50TB の本番 RDS PostgreSQL データベースに対して複雑な分析クエリを実行しています。クエリの実行に 30〜45 分かかり、本番の OLTP パフォーマンスに深刻な影響を与えています。本番アーキテクチャへの変更を最小限に抑えながら、分析ワークロードを分離しクエリパフォーマンスを大幅に向上させる最適なソリューションはどれですか?

A
RDS リードレプリカを作成し、すべての分析クエリをリードレプリカに対して実行する
RDS リードレプリカは読み取り負荷を本番から分離できますが、行指向ストレージアーキテクチャは変わらないため集計・分析クエリのパフォーマンス改善効果は限定的です。50TB 規模の複雑な分析には列指向ストレージが必要で、30〜45 分のクエリ時間を大幅短縮するには不十分です。
B
AWS Database Migration Service(DMS)の継続的レプリケーションを使用して RDS のデータを Amazon Redshift に同期し、分析クエリを Redshift で実行する
✓ 正解
Amazon Redshift は列指向ストレージと MPP(大規模並列処理)を採用した分析専用データウェアハウスです。50TB の複雑な分析クエリに特化しており、30〜45 分のクエリが数分に短縮されます。DMS の継続的レプリケーションにより本番 RDS を変更せずデータを同期でき、既存アーキテクチャへの影響が最小限です。
C
Amazon Aurora PostgreSQL クラスターに移行し、Aurora Parallel Query 機能を有効化してストレージ層での並列処理により分析クエリを高速化する。本番 RDS PostgreSQL から Aurora への移行は AWS Schema Conversion Tool(SCT)および DMS を使用して実施する
Aurora Parallel Query はストレージ層での並列処理で分析クエリを高速化しますが、列指向ストレージを持たないため 50TB 規模の複雑な集計クエリに対する Redshift との性能差は依然大きいです。また RDS PostgreSQL から Aurora への移行は本番データベースのシステム変更・移行作業を必要とし、本番アーキテクチャへの変更を最小限に抑える要件に反します。
D
RDS の自動スナップショットを毎時取得し、別のリージョンまたは同一リージョンの新しい RDS インスタンスにスナップショットを復元して分析クエリ専用の読み取り環境を構築し、本番インスタンスへの影響を排除する
RDS スナップショットの復元には数分〜十数分かかるため、毎時スナップショットでは最大 1 時間以上データが古くなります。毎時の復元・運用には複雑な自動化が必要で運用負荷が増大し、スナップショット保存費用とインスタンス稼働費用も継続的に発生してコスト効率も低下します。

解説

Amazon Redshift は列指向ストレージと MPP(大規模並列処理)を採用した分析専用データウェアハウスです。50TB の複雑な分析クエリに特化しており、30〜45 分のクエリが数分に短縮されます。DMS の継続的レプリケーションにより本番 RDS を変更せずデータを同期でき、既存アーキテクチャへの影響が最小限です。 選択肢AのRDS リードレプリカはデータを分離できますが行指向ストレージのため分析クエリの大幅な改善は期待できません。 選択肢CのAurora 移行は本番DBの変更が必要です。 選択肢DのRDSの毎時スナップショットはデータ鮮度が低く運用負荷も高くなります。

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