SAAコスト最適化されたアーキテクチャの設計
あるEコマース企業は、プライベートサブネットに配置されたEC2インスタンス群(50台)から毎日大量のデータをAmazon S3およびAmazon DynamoDBへ読み書きしています。
現在すべてのトラフィックがNAT Gatewayを経由しており、月次のNAT Gatewayデータ処理料金が高額となっています。
アプリケーションコードを変更せずに、最もコスト効率よくデータ転送コストを削減する方法はどれですか?
AS3とDynamoDB用のGateway型VPCエンドポイントを作成し、プライベートサブネットのルートテーブルを更新する
✓ 正解
Gateway型VPCエンドポイントはS3・DynamoDB向けに提供されており、利用料金・データ処理料金ともに無料。NAT Gatewayを経由しなくなるためデータ処理コストを大幅に削減でき、ルートテーブル更新だけで有効化できるためアプリ変更も不要。
BNAT GatewayをNATインスタンス(t3.small)に置き換え、EC2上でNAT処理を自己管理する
NATインスタンスはNAT Gatewayより安価だが、EC2インスタンス費用とデータ転送処理費用が依然発生し、可用性・帯域幅の管理も自己負担となる。S3/DynamoDBへのNAT経由コストの根本解消にはならない。
CS3とDynamoDB用のInterface型VPCエンドポイント(AWS PrivateLink)を作成してプライベート接続を構成する
Interface型VPCエンドポイント(PrivateLink)はS3に使用できるが、エンドポイントごとに時間課金とデータ処理料金が発生する。S3・DynamoDBにはGateway型エンドポイントが無料で提供されており、コスト面でGateway型が優れている。
DEC2インスタンスをパブリックサブネットへ移動し、インターネットゲートウェイ経由でS3とDynamoDBにアクセスする
EC2インスタンスをパブリックサブネットへ移動するとインターネットに直接公開されてセキュリティリスクが高まる。コスト削減にもならず、プライベートサブネット配置という設計原則にも反する。
解説
Gateway型VPCエンドポイントはS3とDynamoDBの両方に提供されており、利用料金・データ処理料金ともに完全無料です。トラフィックはAWSのプライベートネットワーク内を通過するためNAT Gatewayを経由しなくなり、高額なデータ処理料金が発生しません。ルートテーブルにエンドポイントへのルートを追加するだけで有効化でき、アプリケーションコードの変更は一切不要です。
選択肢BのNATインスタンスはNAT Gatewayより安価ですが、EC2インスタンス費用とデータ転送処理費用が依然として発生し、可用性や帯域幅の管理も自己負担となります。
選択肢CのInterface型VPCエンドポイント(AWS PrivateLink)はS3に利用できますが、エンドポイントごとに時間課金とデータ処理料金が発生するため、無料のGateway型より高コストです。
選択肢DのEC2インスタンスをパブリックサブネットへ移動する方法は、インターネットに直接露出するためセキュリティリスクが高く、コスト最適化としても適切ではありません。
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