ある製造企業が、オンプレミスのVMware vSphere上で稼働する基幹業務システム(総データ量50TB)のディザスタリカバリ(DR)環境をAWSに構築しようとしています。要件は以下の通りです。 ・RPO(目標復旧時点 ※どこまで遡ってデータを復元できるかの目標):数秒以内(継続的なデータレプリケーション) ・RTO(目標復旧時間 ※障害発生からシステム復旧までの目標時間):数分以内 ・サーバーのOS・アプリケーション設定をAWSへそのまま移行(ライセンス持ち込みBYOL) ・DR待機コストの最小化 この要件を最も満たすAWSサービスはどれですか?
AWS Elastic Disaster Recovery(AWS DRS)は、オンプレミスや他クラウドのサーバーをAWSへ継続的にブロックレベル(ディスクの変更差分)でレプリケーションするマネージドDRサービスです。エージェントをインストールするだけでディスク変更がリアルタイムに同期されRPO数秒を実現します。フェイルオーバー時はレプリカデータからEC2インスタンスが自動起動しRTO数分を達成できます。スタンバイ中は軽量なレプリケーションサーバーのみ稼働するためコストが最小です。 選択肢Aの AWS DataSync は、ファイルレベルの転送サービスであり、継続的なブロックレベルレプリケーションには対応せずRPO数秒は達成できません。 選択肢Bの AWS Backup は、定期スナップショット方式のためRPO数秒の実現は困難で、VMwareワークロードの継続的同期にも不向きです。 選択肢Dの S3 Glacier へのアーカイブ+CloudFormation再構築は、RTO数分の達成が不可能で、複雑な手動作業が必要になります。