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MLAMLソリューションの監視、メンテナンス、セキュリティ

ある製薬会社が、4台のml.p3.16xlargeインスタンスを使ったPyTorch分散トレーニング(DDP)をSageMaker Training Jobで実施します。コンプライアンス要件として以下の4点が義務付けられています。 ①トレーニングコンテナからインターネットへの直接アクセス禁止 ②ノード間通信の暗号化 ③S3へのアクセスはAWSネットワーク内に限定 ④出力モデルアーティファクトをカスタマー管理KMSキーで暗号化 全要件を満たすSageMaker Estimatorの設定はどれですか?

A
enable_network_isolation=True、enable_inter_container_traffic_encryption=True、VPCプライベートサブネット、S3 VPCエンドポイント(ゲートウェイ型)、output_kms_key_idにCMKを指定する
✓ 正解
enable_network_isolation=TrueはAWS公式仕様では『分散トレーニングクラスタ内のピア間通信を除き』インターネット通信を遮断します。PyTorch DDPのNCCL通信はクラスタ内ピア間通信として許可されるため分散トレーニングは正常動作します。さらにVPC使用時はSageMakerがコンテナ外でS3転送を処理するためVPCエンドポイントで要件③も満たします。コンテナAPIレベルでインターネット遮断を明示保証する点でコンプライアンス要件①への準拠が最も確実であり、全4要件を満たす最適な構成です。
B
enable_network_isolation=False、enable_inter_container_traffic_encryption=True、VPCプライベートサブネット、S3 VPCエンドポイント(ゲートウェイ型)、output_kms_key_idにCMKを指定する
enable_network_isolation=Falseではコンテナ自体にインターネット通信のAPIレベル制限がなく、インターネット遮断をVPCプライベートサブネットのルーティング設定のみに依存します。VPCプライベートサブネット+S3 VPCエンドポイントで要件①③を実質的に満たせますが、VPC設定変更によりインターネット経路が生じるリスクがあり、製薬会社のような厳格なコンプライアンス要件においては明示的なAPIレベル保証を持つ選択肢Aより確実性が低い構成です。
C
enable_network_isolation=True、enable_inter_container_traffic_encryption=False、VPCプライベートサブネット、NAT GatewayとS3 VPCエンドポイント(ゲートウェイ型)、output_kms_key_idにCMKを指定する
enable_network_isolation=TrueはDDP分散トレーニングを妨げません(ピア間通信は許可される)が、NAT Gatewayを追加するとプライベートサブネットからインターネットへの経路が生まれ要件①に違反します。また`enable_inter_container_traffic_encryption=False`でノード間通信が平文となり要件②を満たせません。複数要件を同時に満たせない構成です。
D
enable_network_isolation=False、enable_inter_container_traffic_encryption=True、VPCパブリックサブネット、セキュリティグループで80/443番ポートのアウトバウンドをブロック、output_kms_key_idにCMKを指定する
VPCパブリックサブネットに配置すると、セキュリティグループで80/443番ポートをブロックしても非標準ポートを経由したインターネット通信の可能性が残ります。プライベートサブネットを使用しないこの構成は要件①のネットワーク分離として不完全であり、確実なインターネット遮断を保証できません。

解説

AWS公式ドキュメントでは、`EnableNetworkIsolation=True`の動作を「トレーニングコンテナを分離する。分散トレーニングのためのトレーニングクラスタ内ピア間通信を除き、インバウンド・アウトバウンドともネットワーク呼び出し不可」と定義しています。PyTorch DDPはNCCLによるノード間ピア通信を使用しますが、これはクラスタ内ピア通信として明示的に許可されるため、`enable_network_isolation=True`でも分散トレーニングは正常に動作します。 選択肢Aが4要件を満たす理由: ①インターネット直接アクセス禁止:`enable_network_isolation=True`がコンテナAPIレベルでインターネット通信を明示的に遮断(最も確実な保証) ②ノード間通信の暗号化:`enable_inter_container_traffic_encryption=True`で達成 ③S3アクセスのAWSネットワーク内限定:VPC使用時はSageMakerがコンテナ外でS3転送を処理し、S3 VPCエンドポイント(ゲートウェイ型)によりトラフィックがAWSネットワーク内に留まる ④出力モデルのKMS暗号化:`output_kms_key_id`にCMKを指定 製薬会社のようにコンプライアンスが厳しい環境では、VPCルーティング設定のみに依存するのではなく、`enable_network_isolation=True`でコンテナAPIレベルでのインターネット遮断を明示的に保証することが、要件①を最も確実に満たします。

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