DVAセキュリティ
セキュリティ担当者がAWS KMSのカスタマーマネージドキー(CMK)に対して年次の自動キーローテーションを有効化しました。このCMKはS3バケットのSSE-KMSで使用されており、すでに数千件のオブジェクトが暗号化されています。自動ローテーション後の動作について正しく説明しているのはどれですか?
A既存の暗号化オブジェクトは自動的に新しいキーマテリアルで再暗号化され、アクセスに影響はない
KMSは既存オブジェクトの自動再暗号化は行いません。S3オブジェクトはPUT/COPYのタイミングまで元のキーマテリアルで暗号化されたままであり、自動再暗号化はされません。
BキーIDとARNは変わらず、既存データは古いキーマテリアルで復号でき、新規暗号化には新しいキーマテリアルが使われる
✓ 正解
KMS自動ローテーションではキーIDとARNが維持され、旧キーマテリアルも保持されます。既存データの復号と新規データの暗号化がシームレスに機能するため、アプリケーション変更は不要です。
Cローテーション後は旧キーマテリアルが削除されるため、既存オブジェクトの復号前に手動で再暗号化処理が必要になる
自動ローテーション後も旧キーマテリアルはKMSが保持するため、既存データは変更なしに復号可能です。手動での再暗号化は不要であり、この説明は誤りです。
D自動ローテーションはAWSマネージドキーのみに適用され、CMKのローテーションには手動でキーを新規作成してエイリアスを更新する必要がある
CMKも自動ローテーションをサポートしています(有効化した場合は年次自動更新)。手動でキーを作り直す必要はなく、キーIDとARNも変わりません。
解説
KMS自動キーローテーションは、キーIDとARNを変更せずに内部のキーマテリアルだけを更新します。KMSはローテーション前のキーマテリアルを保持するため、既存の暗号化データは従来通りに復号できます。一方、ローテーション後の新規暗号化操作には新しいキーマテリアルが使用されます。アプリケーション側でキーARNを変更する必要はなく、透過的に動作します。なお、自動ローテーションはインポートされたキーマテリアルには使用できず、その場合は手動ローテーションが必要です。
選択肢AはKMSが既存オブジェクトを自動再暗号化するという点で誤りです。S3オブジェクトは次に書き込まれるタイミングまで既存のキーマテリアルで暗号化されたままです。
選択肢Cは旧キーマテリアルが削除されるという点で誤りです。自動ローテーション後もKMSは旧キーマテリアルを保持し続け、既存データの復号は引き続き可能です。
選択肢DはAWSマネージドキーには自動ローテーションが適用されますが、CMKも自動ローテーションをサポートしており(1年周期)、手動で新しいキーを作成する必要はありません。
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