あるオンラインバンキングサービスの SRE(Site Reliability Engineering:サイト信頼性エンジニアリング)チームは、ユーザーの「ログイン → 残高照会 → 振込手続き」という3ステップのフローを5分ごとに東京・バージニア・フランクフルトの3リージョンから自動検証し、いずれかのステップで失敗または応答時間が3秒を超えた場合に PagerDuty(インシデント管理ツール)へアラートを送信したいと考えています。最も適切なアーキテクチャはどれですか?
CloudWatch Synthetics Canary のカスタムスクリプトブループリントは Puppeteer(ヘッドレス Chromium)を使用して実際のブラウザ操作をシミュレートし、セッション管理を含む複数ステップのフローを実行できます。ステップごとの成功率・レイテンシーが CloudWatch メトリクスとして自動記録されます。 選択肢Aのハートビートブループリントは、各 URL への単純な HTTP GET リクエストによる可用性確認のみです。ログイン認証で取得したセッショントークンを後続ステップに引き渡すような状態を持つ多段階フローはシミュレートできません。 選択肢CのLambda+EventBridge Scheduler でも類似機能を実装できますが、Canary が標準提供するスクリーンショット保存・HAR(HTTP Archive:HTTPトランザクション記録形式)ファイル・ビジュアルダッシュボードを別途実装する必要があり、Synthetics が目的特化のマネージドサービスとして優れています。 選択肢DのRoute 53 ヘルスチェックは、HTTP/HTTPS エンドポイントの応答確認に留まり、認証フローを含む多段階ワークフローのシミュレーションはできません。