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DOPインシデントとイベントへの対応

ある運用チームは、Amazon EC2インスタンス上で動作する重要なアプリケーションの可用性を監視しています。特定のアプリケーションプロセスが予期せずクラッシュし、EC2インスタンスのステータスチェック(StatusCheckFailed_Instance)を監視するCloudWatchアラームが「ALARM」状態になった場合、インスタンスを自動的に再起動して復旧を試みる必要があります。運用負荷を最小限に抑えつつ、この自動修復(自動リカバリ)を実装する最もシンプルな方法はどれですか。

A
CloudWatchアラームのアクションとして「EC2アクション(インスタンスの再起動)」を直接設定し、追加のコードや中間サービスなしに自動修復を実現する
✓ 正解
CloudWatchアラームには、閾値超過時にEC2インスタンスを自動的に再起動・停止・復旧させるための「EC2アクション」機能が標準で組み込まれています。カスタムコードが不要であり、最もシンプルで堅牢なソリューションです。
B
CloudWatchアラームのアクションでSNSトピックに通知を送り、SNSをトリガーとするLambda関数でEC2の再起動APIを呼び出す
SNSとLambdaを組み合わせるアプローチは技術的に可能であり、高度なカスタム処理が必要な場合は有効ですが、単なる「再起動」という標準的な操作に対しては不要なコンポーネントを追加することになり、運用負荷を最小化する要件に反します。
C
EventBridgeでアラーム状態の変化を検知し、AWS Step Functionsのステートマシンを起動して複雑な再起動ワークフローを実行する
EventBridgeとStep Functionsによるオーケストレーションは、複数のシステムにまたがる複雑なリカバリ手順やフォールバック処理を実装する場合には強力ですが、要件が「インスタンスの再起動」のみであるため、アーキテクチャとして過剰(オーバーエンジニアリング)です。
D
Amazon Route 53のヘルスチェックを設定し、フェイルオーバールーティングポリシーを使用して新しいインスタンスにトラフィックを切り替える
Route 53のフェイルオーバーはDNSレベルでのトラフィック切り替えによる可用性向上策ですが、クラッシュしたインスタンス自体を自動的に再起動・修復する機能は提供していないため、根本的な自動修復要件に対する回答としては不適切です。

解説

Amazon CloudWatchアラームは、アラーム状態になった際に実行されるさまざまな自動アクションをネイティブにサポートしています。これには、SNSトピックへの通知やAuto Scalingポリシーの実行のほか、「EC2アクション」が含まれます。EC2アクションを使用すると、基礎となるハードウェア障害時のインスタンスの「復旧(Recover)」、またはOSレベルの問題に対する「停止(Stop)」「終了(Terminate)」「再起動(Reboot)」といった操作をアラームから直接トリガーできます。Lambda関数のような中間のコンピューティングリソースやカスタムコードを一切記述・管理する必要がないため、単一のインスタンスの再起動というシンプルな自動修復要件においては、運用負荷とアーキテクチャの複雑さを最小限に抑える最も効果的な方法となります。 選択肢BのSNS+Lambda方式は機能するものの、SNSトピック・Lambda関数・IAMロールの設定と継続的な管理が必要になり、シンプルな再起動要件に対して運用負荷が高くなります。 選択肢CのEventBridge+Step Functions方式は複雑なマルチステップワークフローの管理に適した構成であり、単純な再起動操作に対してはアーキテクチャが過剰に複雑になります。 選択肢DのRoute 53ヘルスチェックはDNSレベルでのトラフィック切り替えを行う機能であり、既存インスタンスの自動再起動・直接的な修復を目的とするものではありません。

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