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DOPインシデントとイベントへの対応

ある企業のDevOpsチームが、本番環境の重大インシデント発生時に平均復旧時間(MTTR)を短縮したいと考えている。要件は、CloudWatchアラームからのインシデント自動起票、オンコールエンジニアの自動呼び出しとエスカレーション、事前定義した初動調査手順の自動実行、そして解決後の構造化された振り返りまでを一つのマネージドサービスで統合することである。可能な限りカスタム実装を減らしたい。最も適した構成はどれか。

A
AWS Systems Manager Incident Manager で応答プランを作成する。CloudWatch アラームからインシデントを自動起票し、エスカレーションプランで担当を自動呼び出し、SSM Automation ランブックで初動調査を自動化、解決後にポストインシデント分析を実施する
✓ 正解
Incident Manager の応答プランはインシデントの自動起票、エスカレーションプランによるオンコール自動呼び出し、SSM Automation ランブックでの初動自動化、ポストインシデント分析までを単一のマネージドサービスで統合でき、カスタム実装を最小化できるため要件に最適。
B
Amazon SNS トピックにオンコールエンジニアの E メールをサブスクライブし、CloudWatch アラームから通知する。調査手順書は社内 Wiki に記載して手動で実行し、事後はチームのミーティングで振り返って議事録を残す運用とする
SNS+Wiki は単なる通知と手動手順の組み合わせで、インシデントの起票管理・段階的エスカレーション・ランブックの自動実行・構造化された事後分析といったライフサイクル統合を欠き、MTTR 短縮の要件を満たせない。
C
AWS Step Functions でインシデント対応ワークフローをオーケストレーションし、Lambda で Slack 通知する。エスカレーションは EventBridge Scheduler の時間差実行で表現し、ログ分析は Amazon Athena で S3 上のログをクエリする
Step Functions と Lambda でワークフローを自作する構成はオーケストレーション・エスカレーション・事後分析をすべて独自実装する必要があり、マネージドで統合するという要件に反して運用負荷が高くなる。
D
Amazon EventBridge ルールでアラームを受信し、Lambda 経由で PagerDuty API にオンコール担当をエスカレーションする。定義済みランブックは SSM Run Command で各インスタンスに配布・実行し、事後分析は CloudWatch Logs Insights のクエリ結果を手動で集計してレポート化する
EventBridge から PagerDuty へ連携する構成は外部 SaaS 依存で、Run Command は調査自動化に使えるが事後分析が手動集計となり、AWS 単一のマネージドなインシデント管理ライフサイクルを提供できない点で要件に合致しない。

解説

AWS Systems Manager Incident Manager は、インシデントライフサイクル全体をマネージドに統合するサービスである。 応答プラン(response plan)に以下を関連付けることで要件を最小限のカスタム実装で満たせる。 ・CloudWatch アラームや EventBridge イベントからのインシデント自動作成 ・連絡先とエスカレーションプランによるオンコール担当の自動呼び出し(SMS・音声・チャット) ・SSM Automation ランブックによる初動調査・修復の自動実行 ・解決後のポストインシデント分析(PIA)テンプレートによる構造化された振り返り 選択肢の SNS+Wiki は通知のみで、起票・エスカレーション・ランブック自動実行・構造化された事後分析を統合できず手動運用が多い。 選択肢の Step Functions 構成は自作のオーケストレーションが必要で、エスカレーションや事後分析の仕組みを全て独自実装する必要がある。 選択肢の EventBridge+PagerDuty 構成は外部サービス依存かつ事後分析が手動で、統合されたインシデント管理ライフサイクルを提供しない。

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