あるSaaS企業は、グローバルユーザー向けの決済APIをUS・EU・APの3リージョンで公開しています。SREチームは以下の要件を満たすプロアクティブ監視を実装したいと考えています。 ・ユーザーが障害を報告する前に、各リージョンからAPIエンドポイントの可用性と応答時間を検知する ・APIが失敗または応答時間が2秒を超えた場合、Systems Manager Incident Managerのインシデントを自動的に開始する ・外形監視(エンドポイントへの実際のHTTPリクエスト)を実施する 最小限のカスタムコードでこの要件を満たすアーキテクチャはどれですか?
Amazon CloudWatch Syntheticsは外形監視(Synthetic Monitoring)専用サービスで、Canary(カナリア)スクリプトを定期実行して各リージョンからエンドポイントへの実際のHTTPリクエストを実施します。カナリアのメトリクスはCloudWatchアラームと統合でき、アラームアクションからSystems Manager Incident Managerを直接起動できます。最小限のカスタムコードで要件をすべて満たす最適解です。 選択肢BはLambda・EventBridge・カスタムメトリクスを手動で組み合わせており、CloudWatch Syntheticsが提供する機能を再実装しているため管理コストが高く、「最小限のカスタムコード」要件を満たしません。 選択肢CのRoute 53ヘルスチェックはTCP/HTTPポート確認には使えますが、アプリケーションレベルのAPIレスポンス内容や詳細な応答時間の検証に不向きです。外形監視としての機能がCloudWatch Syntheticsより限定的であり、追加Lambdaが必要で複雑になります。 選択肢Dの「X-Rayシンセティックトレーシング」という機能は存在しません。X-RayはアプリケーションコードにSDKを組み込んで使う分散トレーシングサービスであり、外形監視には使用できません。