ある大企業が AWS Organizations で 50 以上の AWS アカウントを管理しています。中央の運用チームが、各ビジネスユニットのアカウントの CloudWatch ダッシュボード・メトリクス・ロググループ・X-Ray トレースに、単一のモニタリングアカウントから統合的にアクセスできるようにしたいと考えています。現状はクロスアカウント IAM ロールを各アカウントに作成して CloudWatch API を個別に呼び出しており、管理が複雑化しています。最も効率的で運用負荷が低いソリューションはどれですか?
CloudWatch クロスアカウントオブザーバビリティは AWS Organizations と統合されたネイティブ機能です。モニタリングアカウント(Observability sink)から複数のソースアカウントのメトリクス・ロググループ・X-Ray トレースを統合的に参照でき、個別の IAM ロール管理や Lambda 集約処理が不要で Organizations 全体へ一括適用できます。 選択肢A(クロスアカウント IAM ロール + Lambda)は不正解です。クロスアカウント IAM ロールを整備して Lambda でメトリクスを定期集約する方法は、コンポーネントの管理コストが高く、CloudWatch クロスアカウントオブザーバビリティが提供するコンソールからの透過的アクセスも実現できません。 選択肢B(CloudWatch クロスアカウントオブザーバビリティ)が正解です。モニタリングアカウントを Observability sink として各ソースアカウントとリンクさせることで、CloudWatch コンソールから複数アカウントのメトリクス・ログ・トレースを透過的に参照できます。Organizations 全体への一括設定が可能で、運用負荷が最小化されます。 選択肢C(Amazon Data Firehose + S3 + Athena)は不正解です。ログを S3 に集約して Athena で分析する構成はリアルタイムモニタリングや CloudWatch ダッシュボードとの統合には不向きで、運用コストも高くなります。 選択肢D(Systems Manager OpsCenter)は不正解です。OpsCenter はオペレーショナルな問題管理に特化したサービスであり、統合的なメトリクス・ロググループ・X-Ray トレースの横断参照には対応していません。