DOP弾力性に優れたクラウドソリューション複数選択
ある企業は大量のデータ変換バッチ処理をEC2スポットインスタンス(Auto Scalingグループ)で実行しており、オンデマンド比で70%のコスト削減を実現しています。スポットインスタンス中断時の2分前通知を活用して、処理中データを損失なく扱いたいと考えています。アプリケーションコードを大幅に改修せずにスポット中断への耐障害性を高めるための組み合わせとして最も適切なものを2つ選択してください。
AEventBridgeルールでEC2スポットインスタンス中断警告イベント(EC2 Spot Instance Interruption Warning)を検知し、Lambdaを起動してチェックポイントデータをS3に保存し、未処理ジョブをSQSへ再投入する
✓ 正解
EventBridgeでEC2 Spot Instance Interruption Warningイベントを検知し、LambdaによるS3へのチェックポイント保存とSQSへのジョブ再投入を自動化します。アプリケーション改修不要で2分前通知を活用した耐障害性が実現できます。
BEC2インスタンスメタデータエンドポイント(169.254.169.254)をアプリケーション内から5秒ごとにポーリングして中断アクションを検知し、インスタンス内で直接チェックポイント処理を実行する
EC2インスタンスメタデータエンドポイントへの5秒ごとのポーリング処理をアプリケーション内に追加する必要があり、「アプリケーションコードを大幅に改修せずに」という問題の前提条件を満たしません。
CAuto ScalingグループでCapacity Rebalancingを有効化し、AWSがスポット中断リスクの上昇を検知した時点でプロアクティブに新しいインスタンスを起動して置き換える
✓ 正解
Capacity RebalancingはAWSがスポット中断リスクの上昇(EC2 Instance Rebalance Recommendation)を検知した時点でAuto Scalingが新インスタンスを先行起動し、実際の中断が起きる前に置き換えを完了させます。アプリケーション改修不要です。
DスポットインスタンスのEBSボリュームに対して1時間間隔のData Lifecycle Manager(DLM)スナップショットを設定し、中断後にスナップショットからデータを復元する
DLMのEBSスナップショットスケジュールの最小間隔は1時間(IntervalUnitはHOURSのみ)であり、スナップショット後から中断までに処理したデータが消失する可能性があります。2分前通知があっても最大1時間のデータ損失リスクが残存します。
Eスポットインスタンス比率を20%に制限したMixed Instances Policyに変更し、残り80%をオンデマンドインスタンスで構成することでコスト増加を許容しながら安定性を確保する
スポットインスタンス比率を20%に制限することで安定性は向上しますが、現在実現している70%のコスト削減効果が大幅に失われます。問題の前提であるコスト削減目標と相反するトレードオフがあります。
解説
EventBridgeによるスポット中断警告検知(A)は、2分前通知を受けてLambdaでチェックポイント保存とジョブ再投入を自動化でき、アプリケーション改修なしに耐障害性を実現できます。Capacity Rebalancing(C)はAWSがスポット中断リスクの上昇を検知した時点でAuto Scalingが新インスタンスをプロアクティブに起動・置き換えを完了させ、実際の中断を未然に防ぎます。
選択肢B(メタデータのポーリング): アプリケーション内に5秒ごとのポーリング処理を追加する必要があり、「アプリケーションコードを大幅に改修せずに」という問題の前提条件を満たしません。
選択肢D(1時間スナップショット): DLMのEBSスナップショットスケジュールの最小間隔は1時間であり、スナップショット後から中断までに処理したデータが消失する可能性があります。2分前通知があっても最大1時間のデータ損失リスクが残存します。
選択肢E(Mixed Instances Policy): スポットインスタンス比率を20%に制限することで、既存の70%コスト削減目標を大幅に損ないます。
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