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DOPインシデントとイベントへの対応

ある企業はAWS Organizationsで80のAWSアカウントを管理しています。SREチームは全アカウントにわたってEC2インスタンスに影響するAWS Healthイベントに自動対応したいと考えています。具体的には、AWSがEC2インスタンスの廃止(retirement)を通知した際に、①追跡用のSystems Manager OpsItemを作成する、 ②インスタンスを置き換えるSSM Automationランブックをトリガーする、 ③インフラチームにSNS通知を送る、という3アクションを自動実行する必要があります。この仕組みは各アカウントへの個別設定なしに全アカウントで機能しなければなりません。最小の運用オーバーヘッドで要件を満たすソリューションはどれですか?

A
各メンバーアカウントにカスタムLambda関数をデプロイし、5分ごとにAWS Health APIをポーリングしてEC2廃止イベントを検出し、検出時にOpsItem作成・SSM Automation起動・SNS通知の修復ワークフローをトリガーする
80アカウントへ個別にLambdaをデプロイ・保守する構成は運用オーバーヘッドが大きく、Health APIの5分間隔ポーリングでは廃止通知の検出に遅延が生じ、イベント駆動より非効率で要件に合いません。
B
管理アカウントでAWS Healthの組織ビューを有効化し、デフォルトイベントバスでsource「aws.health」・detail-type「AWS Health Event」かつdetail内のeventTypeCodeが「AWS_EC2_INSTANCE_RETIREMENT_SCHEDULED」に一致するEventBridgeルールを作成し、ターゲットのクロスアカウントStep FunctionsでOpsItem作成・SSM Automation起動・SNS通知を実行する
✓ 正解
組織ビューを有効化すると全メンバーアカウントのHealthイベントが管理アカウントのイベントバスへ単一フィードで集約されます。廃止はdetail内のeventTypeCode(AWS_EC2_INSTANCE_RETIREMENT_SCHEDULED)で識別し、クロスアカウントStep Functionsで3アクションを個別設定なしに自動実行できる最適解です。
C
AWS Configアグリゲーターで全アカウントのEC2インスタンス設定を集約し、廃止フラグを持つインスタンスを検出するLambdaを各アカウントで定期実行して、OpsItem作成・SSM Automation起動・SNS通知の修復ワークフローをトリガーする
AWS Configはリソースの設定状態・コンプライアンスを追跡するサービスで、AWS Healthが発行するインスタンス廃止通知とはデータソースが異なります。廃止イベントの検出手段として適切でなく、各アカウントでのLambda実行も個別設定を要します。
D
各メンバーアカウントにEventBridgeルールを作成してaws.healthイベントを管理アカウントのカスタムイベントバスへ転送し、管理アカウントの一元ルールからクロスアカウントStep FunctionsでOpsItem作成・SSM Automation起動・SNS通知を実行する
各メンバーアカウントでEventBridgeルールを作成しカスタムバスへ転送する方式は動作しますが、組織ビューが不要にしているアカウントごとの個別設定・保守が発生し、最小の運用オーバーヘッドという要件に反します。

解説

AWS Healthの組織ビューを管理アカウントで一度有効化すると、全メンバーアカウントのHealthイベントが管理アカウントのEventBridgeデフォルトイベントバスに単一のフィードとして集約されます。 Healthイベントのdetail-typeは「AWS Health Event」(source: aws.health)で、EC2廃止などの具体的なイベント種別はdetail内のeventTypeCode(例: AWS_EC2_INSTANCE_RETIREMENT_SCHEDULED)で識別します。したがってdetail-type「AWS Health Event」とdetail.eventTypeCodeを条件にしたEventBridgeルールで廃止イベントを捕捉し、クロスアカウントのStep FunctionsからOpsItem作成・SSM Automation起動・SNS通知をオーケストレーションできます。アカウントごとの個別設定は不要です。 選択肢Aの80アカウントへのLambdaのデプロイと管理は運用オーバーヘッドが大きく、ポーリング間隔によってはイベント検出に遅延が生じます。 選択肢CのAWS Configはリソースの設定状態・コンプライアンスを追跡するサービスであり、AWS Healthが発行するインスタンス廃止通知とはデータソースが異なります。 選択肢Dの各メンバーアカウントへのEventBridgeルール設定は、組織ビューが排除しようとしているアカウントごとの個別設定を必要とします。

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