ある企業はAWS Organizationsで80のAWSアカウントを管理しています。SREチームは全アカウントにわたってEC2インスタンスに影響するAWS Healthイベントに自動対応したいと考えています。具体的には、AWSがEC2インスタンスの廃止(retirement)を通知した際に、①追跡用のSystems Manager OpsItemを作成する、 ②インスタンスを置き換えるSSM Automationランブックをトリガーする、 ③インフラチームにSNS通知を送る、という3アクションを自動実行する必要があります。この仕組みは各アカウントへの個別設定なしに全アカウントで機能しなければなりません。最小の運用オーバーヘッドで要件を満たすソリューションはどれですか?
AWS Healthの組織ビューを管理アカウントで一度有効化すると、全メンバーアカウントのHealthイベントが管理アカウントのEventBridgeデフォルトイベントバスに単一のフィードとして集約されます。 Healthイベントのdetail-typeは「AWS Health Event」(source: aws.health)で、EC2廃止などの具体的なイベント種別はdetail内のeventTypeCode(例: AWS_EC2_INSTANCE_RETIREMENT_SCHEDULED)で識別します。したがってdetail-type「AWS Health Event」とdetail.eventTypeCodeを条件にしたEventBridgeルールで廃止イベントを捕捉し、クロスアカウントのStep FunctionsからOpsItem作成・SSM Automation起動・SNS通知をオーケストレーションできます。アカウントごとの個別設定は不要です。 選択肢Aの80アカウントへのLambdaのデプロイと管理は運用オーバーヘッドが大きく、ポーリング間隔によってはイベント検出に遅延が生じます。 選択肢CのAWS Configはリソースの設定状態・コンプライアンスを追跡するサービスであり、AWS Healthが発行するインスタンス廃止通知とはデータソースが異なります。 選択肢Dの各メンバーアカウントへのEventBridgeルール設定は、組織ビューが排除しようとしているアカウントごとの個別設定を必要とします。