DOP弾力性に優れたクラウドソリューション複数選択
あるグローバル企業が us-east-1 をプライマリ、us-west-2 をセカンダリリージョンとするアクティブ-パッシブ(Active-Passive)DR 構成を設計しています。アプリケーションは Amazon ECS Fargate と Aurora MySQL で構成されており、RPO(Recovery Point Objective:データ損失の許容時間)5 分・RTO(Recovery Time Objective:サービス復旧までの許容時間)10 分という厳格な要件があります。この要件を満たすために必要な構成として正しいものを 2 つ選んでください。
AAurora グローバルデータベース(Aurora Global Database)を設定し、us-west-2 をセカンダリリージョンとして追加する(レプリケーション遅延は通常 1 秒未満)
✓ 正解
Aurora Global Databaseはレプリケーション遅延が1秒未満で、RPO≈0を実現します。マネージドフェイルオーバーで数分内のRTO達成が可能です。
BAurora の自動バックアップを有効化(保持期間 1 日)し、Lambda で毎時スナップショットを us-west-2 にコピーする
毎時スナップショットコピーはRPO 5分要件を満たせず、Lambda実装の運用負荷も高くなります。
CRoute 53 Application Recovery Controller(ARC)のルーティングコントロールを設定し、フェイルオーバー時にトラフィックを us-west-2 のエンドポイントへ自動切替えする
✓ 正解
Route 53 ARCのルーティングコントロールとヘルスチェック組み合わせにより、迅速で確実なトラフィック切替えが可能です。
DECS サービスを us-west-2 に常時稼働させ(DesiredCount を本番と同数)、ALB の重み付けルーティングで us-east-1:us-west-2 = 100:0 に設定する
重み付けルーティングは自動フェイルオーバー機能を持たず、プライマリリージョン障害時に手動でウェイトを変更する必要があるため、RTO 10分の要件を自動的に達成できません。
EAWS Elastic Disaster Recovery(AWS DRS)を使用して EC2 ベースのデータベースサーバーを継続的にレプリケーションする
AWS DRSはマネージドサービスではなくEC2上のワークロード向けであり、Aurora環境には対応していません。
解説
RPO 5 分・RTO 10 分を達成するには、データ層とトラフィック層の両方での対策が必要です。
選択肢Aは、Aurora Global Database のレプリケーション遅延が通常 1 秒未満(RPO ≈ 0)で、マネージドフェイルオーバーも数分で完了し、RPO・RTO の両要件を満たします。
選択肢Bは、毎時スナップショットでは最大 1 時間のデータ損失が生じ、RPO 5 分を満たせません。
選択肢Cは、Route 53 ARC のルーティングコントロールとヘルスチェックを組み合わせることで、迅速かつ確実なトラフィック切替えを実現し、RTO 10 分以内のフェイルオーバーに対応します。
選択肢Dは、重み付けルーティングは自動フェイルオーバー機能を持たず、プライマリリージョン障害時にセカンダリへのウェイトを手動で変更する必要があるため、RTO 10 分の要件を自動的に達成できません。
選択肢Eは、AWS DRS は Aurora(マネージドサービス)ではなく EC2 上のワークロードが対象であり、本構成には適用できません。
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