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DOPインシデントとイベントへの対応

ある企業のDevOpsチームは、本番環境のインフラをAWS CloudFormationで一元管理している。しかし運用担当者が緊急対応時にマネジメントコンソールからセキュリティグループやIAMポリシーを手動で変更することがあり、テンプレートと実構成の乖離が原因で、その後のスタック更新が予期しない挙動を引き起こしている。チームは、こうした手動変更を定期的に自動検出し、乖離が生じたスタックを一覧化してSlackへ通知したい。運用負荷を最小化しつつ実装する方法はどれか。

A
Amazon EventBridge のスケジュールルールで定期的に Lambda を起動し、DetectStackDrift と DescribeStackResourceDrifts を呼び出してドリフト状態を評価し、DRIFTED のスタックを Amazon SNS 経由で Slack に通知する。
✓ 正解
ドリフト検出 API はテンプレートと実リソースの乖離をスタック単位・リソース単位で評価できるため、スケジュール起動の Lambda から呼び出して DRIFTED スタックを SNS で Slack 通知する構成が、手動変更の自動検出を最小運用負荷で実現する。
B
AWS Config のマネージドルール required-tags を有効化し、CloudFormation スタックに規定タグが付与されていない場合にドリフトが発生したとみなして、EventBridge 経由で Lambda を起動し Slack に通知する。
required-tags はタグの有無のみを評価する Config マネージドルールであり、セキュリティグループやIAMポリシーの構成変更そのものを検出できないため、ドリフト検出の代替にはならない。
C
AWS CloudTrail の管理イベントを Amazon EventBridge で常時監視し、UpdateStack や UpdateSecurityGroupRuleDescriptions などの API 呼び出しを検知するたびに Lambda を起動して Slack へ通知する仕組みを構築する。
CloudTrail の API イベント監視は変更操作の発生は捉えるが、テンプレートとの実際の乖離状態を判定しない。承認済み更新も含めて通知が多発し、乖離スタックの一覧化という要件を満たせない。
D
AWS CloudFormation の変更セット(Change Set)を定期的に作成し、既存スタックとテンプレートの差分を抽出したうえで、差分が検出された場合にドリフトとみなして Amazon SNS 経由で Slack に通知する運用を構築する。
変更セットは更新を適用する前に差分をプレビューする機能であり、既に手動で加えられた現状の乖離を検出する用途ではない。定期作成の運用も煩雑で、ドリフト検出の代替として不適切。

解説

CloudFormation のドリフト検出は、スタックが管理する実リソースの構成とテンプレート定義との差分を検出する機能である。DetectStackDrift でスタック単位の検出処理を開始し、DescribeStackResourceDrifts で個々のリソースのドリフト状態(MODIFIED・DELETED 等)を取得できる。 これを EventBridge のスケジュールルールで定期起動する Lambda から呼び出し、DRIFTED 状態のスタックを抽出して SNS 経由で Slack に通知すれば、手動変更を低運用負荷で自動検出・一覧化できる。 選択肢Bの required-tags は必須タグの有無を評価する Config ルールであり、リソース構成の手動変更(ドリフト)検出には使えない。 選択肢Cの CloudTrail 監視は API 呼び出しを個別に検知できるが、テンプレートとの実際の乖離状態を判定せず、承認済みの更新も含めて大量に通知され誤検知が多い。 選択肢Dの変更セットは次回更新時の差分をプレビューする機能であり、手動変更による現状の乖離を検出する目的には適さない。

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