無限ノック › DOP 練習問題一覧 › 問題
DOPインシデントとイベントへの対応

ある金融サービス企業は、us-east-1(プライマリ)とeu-central-1(セカンダリ)でクリティカルな決済処理アプリケーションを運用しています。過去のインシデント対応で部分的なフェイルオーバーによる3つの問題が発生しました:(a) eu-central-1のAurora Global Databaseレプリカにレプリケーションラグがある状態でトラフィックが切り替わった、(b) eu-central-1のAuto Scalingグループが本番トラフィックを処理できる台数にスケールアップ完了する前にトラフィックが流入した、(c) 両リージョンで同時にトラフィックが有効になり二重処理が発生した。複数リソースタイプにわたる「本当の準備完了」の検証と、安全でない部分的フェイルオーバーの防止を同時に実現するソリューションはどれですか?

A
eu-central-1の全リソースに対してCloudWatchコンポジットアラームを作成し、すべてのアラームがOK状態になったときのみLambdaがRoute 53のフェイルオーバーレコードを自動更新する
CloudWatch コンポジットアラームはリソースの健全性(エラーや閾値超過)を検出しますが、「本番トラフィック処理に必要な準備完了レベル」を評価する機能はありません。ALB が応答していても ASG のキャパシティが不十分な場合などは検出できず、(b)の問題は防げません。また(c)の相互排他保証もありません。
B
Route 53 ARCのReadiness ChecksをAurora Global DatabaseとAuto Scalingグループに設定し、Routing Controlsに相互排他の安全ルールを定義してオペレーターが手動で切り替える
✓ 正解
Route 53 ARC(Application Recovery Controller)のReadiness Checksはエンドポイント疎通だけでなくAuroraのレプリケーションラグやASGのキャパシティ十分性まで検証し、Routing Controlsの相互排他ルールで両リージョン同時有効を防ぐため(a)(b)(c)をすべて解決します。
C
AWS Global Acceleratorにヘルスチェックとエンドポイントグループのトラフィックダイヤルを設定し、eu-central-1のすべてのヘルスチェックが合格するまでダイヤルを0%に維持する
Global Accelerator は HTTP レスポンスコードベースのヘルスチェックを提供しますが、Aurora のレプリケーションラグ検証や ASG キャパシティ比較の概念を持ちません。また両リージョン同時有効を防ぐ安全ルール機能もないため(c)の問題が再発します。
D
EventBridgeルールでRDSとEC2のイベントを監視し、全条件が満たされたときにLambda関数がRoute 53の加重ルーティングのウェイトを変更してトラフィックを切り替える
EventBridge + Lambda によるカスタム条件チェックは実装・維持が複雑であり、ARC が提供する構造化された Readiness Check 基準や相互排他安全ルールに相当するものを独自実装することは困難です。

解説

Route 53 Application Recovery Controller(ARC:アプリケーション復旧コントローラー)のReadiness Checks はエンドポイントの疎通確認にとどまらず、Aurora Global Database のレプリケーションラグや、Auto Scaling グループのキャパシティが参照セルと比較して十分かどうかなど、リソースレベルの「本番負荷への準備完了状態」を検証します。 Routing Controls の安全ルール(例:One-of=どちらか一方のみアクティブ)は両リージョン同時有効を物理的に防ぎます。これにより過去の(a)(b)(c)の問題すべてを解決できます。 選択肢A の CloudWatch コンポジットアラームはリソースの健全性(エラーや閾値超過)を検出しますが、「本番トラフィック処理に必要な準備完了レベル」を評価できず、ALB が応答していても ASG のキャパシティが不十分な場合を検出できないため(b)を防げず、(c)の相互排他保証もありません。 選択肢C の Global Accelerator は HTTP レスポンスコードベースのヘルスチェックを提供しますが、Aurora のレプリケーションラグ検証や ASG キャパシティ比較、両リージョン同時有効を防ぐ安全ルールがないため(c)が再発します。 選択肢D の EventBridge + Lambda によるカスタム条件チェックは実装・維持が複雑で、ARC の構造化された Readiness Check 基準や相互排他安全ルールを独自実装することは困難です。

ドメイン別正答率・予想スコアでリアルタイムに実力把握

無限ノックでDOPを徹底対策。全問AI生成のオリジナル問題。

無料で演習を始める →
← DOP の問題一覧に戻る