あるオンラインバンキング企業のWebアプリケーションはCloudFront + ALB + EC2で構成されています。サーバーサイドのCloudWatchメトリクス(ALBの5xxエラー率・EC2 CPU使用率・レスポンスタイム)はすべて正常範囲内ですが、特定地域のモバイルデバイスを使うユーザーからページ読み込みが遅いという苦情が集中しています。DevOpsチームはページ読み込み時間・JavaScriptのレンダリングエラー・Core Web Vitals(ページの読み込みパフォーマンスを示す指標群)といったクライアントサイドのパフォーマンス問題を診断する必要があります。プロキシサーバーやVPNトンネルを必要とせず、これらのクライアントサイドメトリクスを実際のユーザーから直接収集できるAWSサービスはどれですか?
CloudWatch RUMはWebページにJavaScriptスニペットを埋め込むことで、実際のユーザーのパフォーマンスデータ(ページ読み込み時間・Core Web Vitals・クライアント側HTTPコールのトレース・JavaScriptエラー)をデバイス種別・地域・ブラウザ別に収集します。サーバーサイドメトリクスが正常でもクライアント側の問題(CDN配信・JavaScriptバンドルサイズ・DNS解決)を直接診断できます。 選択肢AのAWS X-Rayは、サーバーサイドのリクエストパスをトレースするサービスであり、クライアントブラウザのDOMレンダリングやJavaScript実行時間を計測する機能はありません。 選択肢CのCloudWatch Syntheticsは、スクリプト化された合成ユーザー(ボット)を用いるため、実際のユーザーが経験するデバイス固有・地域固有のクライアントサイド問題を必ずしも再現できません。 選択肢DのCloudFrontリアルタイムログは、CDNレベルのメトリクス(キャッシュヒット率・転送バイト数)を提供しますが、クライアント側のレンダリングパフォーマンスやJavaScriptエラーは含まれません。