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DEAデータストアの管理

ある企業のAmazon Redshiftクラスターでは、データサイエンティストによる実行時間10〜30分の分析クエリと、ETLパイプラインによる実行時間数秒の短時間クエリが混在しています。短時間のETLクエリが長時間の分析クエリと同じキューで待機するため、深夜のETLバッチジョブがタイムアウトしています。最小限の設定変更でこの問題を解決する方法はどれですか?

A
Concurrency Scalingを有効にして読み取りクエリの同時実行スロットを自動追加し、分析クエリのキュー待機時間を短縮する
Concurrency Scalingは同時クエリ数の増加時に追加クラスターでスループットをスケールアウトする機能です。ETLを含む書き込みクエリにも対応しますが、キュー内の優先順位を制御する機能ではないため短時間のETLクエリが長時間の分析クエリの後ろで待機する問題は解消されずタイムアウトは改善されません。
B
手動WLMでETL専用キューと長時間分析クエリ用キューを個別に作成し、スロット数とメモリ割合を手動で最適化して設定する
手動WLMでのキュー分離はETLと分析クエリの競合を解消できますが、スロット数・メモリ割合・並行度などを手動設定・チューニングする必要があります。Automatic WLM+SQAと比較して設定負荷が大きく最小限の変更という要件から外れます。
C
Automatic WLMを有効にしてShort Query Acceleration(SQA)を設定し、短時間クエリを自動的に優先処理させる
✓ 正解
SQAはAutomatic WLMの機能でMLを使い短時間クエリを予測して優先キューに振り分けます。長時間の分析クエリに割り込む形でETLの短時間クエリが処理されるためタイムアウトを解消できます。設定はSQA有効化と最大実行時間の指定のみでシンプルです。
D
Query Monitoring Rules(QMR)を設定して実行時間が15分を超える分析クエリを検出し自動的にキャンセルするルールを追加する
QMRは長時間クエリを検出してキャンセルするルールを設定する機能です。分析クエリを強制終了することでリソースは空きますがデータサイエンティストの業務を妨げてしまいます。キューの優先度管理という問題の本質的な解決になりません。

解説

Short Query Acceleration(SQA)はAutomatic WLMに組み込まれた機能で、機械学習を使ってクエリの実行時間を予測し短時間クエリを専用の優先キューに自動振り分けします。長時間の分析クエリの後ろに並ぶことなくETLの短時間クエリが即座に処理されるため、タイムアウトを解消できます。SQA有効化と最大実行時間(1〜20秒)の設定のみで動作し、スロット数やメモリ割合などの複雑な手動チューニングが不要な点が「最小限の設定変更」という要件に合致します。 選択肢AのConcurrency Scalingは同時クエリ数の増加時に追加クラスターを自動起動しスループットを拡張する機能です。ETLを含む書き込みクエリにも対応しますが、キュー内の優先順位を変更する機能ではないため、短時間のETLクエリが長時間の分析クエリの後ろで待機する問題は解消されずタイムアウトの根本解決になりません。 選択肢Bの手動WLMは有効なアプローチですが、スロット数・メモリ割合・優先度などを手動で設定・継続チューニングする必要があり、Automatic WLM+SQAに比べて設定負荷が大きくなります。 選択肢DのQMRは長時間クエリを検出してキャンセルするルールを設定する機能ですが、データサイエンティストの分析クエリを強制終了させてしまい業務影響が大きく根本解決になりません。

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