あるデータエンジニアリングチームは、AWS Database Migration Service(DMS)を使用して、オンプレミスのOracleデータベースからAmazon S3へのCDC(Change Data Capture)による継続的レプリケーションを実施しています。DMSレプリケーションインスタンスのCPU使用率は15%、空きメモリは40%と余裕があります。CloudWatchアラームが発報し、確認したところ以下のメトリクス値を確認しました。 ・CDCLatencySource:3,600秒 ・CDCLatencyTarget:30秒 このメトリクスの組み合わせが示す状況と、チームが調査すべき最も可能性の高い原因はどれですか?
CDCLatencySource はソースDBでトランザクションがコミットされてからDMSが変更をキャプチャするまでの遅延を示します。CDCLatencyTarget はキャプチャ後にターゲットへ適用するまでの遅延を示します。CDCLatencySourceが3,600秒と異常に高い一方でCDCLatencyTargetが30秒と正常な場合、問題はDMSがソースのredoログを読み取るフェーズに集中しています。DMSインスタンスのCPU・メモリに余裕があることから処理能力の問題ではなく、OracleのアーカイブログがDMSの読み取り前に削除され、変更のキャプチャが遅延している可能性が最も高いです。 選択肢AのDMSインスタンスアップグレードは、CPU・メモリに十分な余裕があるため根本原因への対策になりません。 選択肢CのS3書き込みスロットリングの問題は、CDCLatencyTarget(ターゲット側の遅延)として現れるはずであり、CDCLatencySourceが高い本ケースには合致しません。 選択肢Dのネットワーク遅延はCDCLatencySourceとCDCLatencyTargetの両方に影響するはずですが、CDCLatencyTargetが正常(30秒)であることからネットワーク問題は考えにくいです。