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CLFクラウドの概念

ある中規模企業は、これまで3〜5年ごとに数億円の資本を投じてサーバーやネットワーク機器を購入・更新し、自社データセンターを運営してきました。AWSへ移行することで、このような大規模な先行投資がなくなり、実際に使用したリソース分だけ月次で費用を支払う形になりました。このクラウドの財務的なメリットを最もよく表すクラウドコンピューティングの利点はどれですか?

A
グローバルインフラの活用(Go Global in Minutes)- 世界中のAWSリージョンを利用することで、低遅延のグローバルサービスを迅速に展開できる
Go Global in Minutesは、AWSの世界規模なリージョンインフラを活用して低遅延のグローバルサービスを迅速に展開できる地理的な利点を指します。先行設備投資がなくなり使用量に応じた支払いへ変わるという財務モデルの転換を表す概念ではありません。
B
キャパシティ推測の排除(Stop Guessing Capacity)- 需要を事前に予測してリソースを確保する必要がなく、使用量に応じてリソースを柔軟にスケールできる
Stop Guessing Capacityは、サーバー容量を事前に見積もって過剰・過小投資するリスクをなくし、需要に応じてリソースを動的にスケールできるというメリットを指します。大規模な先行設備投資の廃止という財務構造の変化とは別の概念です。
C
固定費から変動費への転換(Trade Fixed Expense for Variable Expense)- 大規模な初期設備投資が不要になり、実際の使用量に応じた変動費として支払う形態に移行できる
✓ 正解
固定費から変動費への転換(CapExからOpExへのシフト)は、数年ごとの大規模設備投資が不要となり、実際の使用量に応じた従量課金で支払う財務モデルの変化を指します。この問題が説明する「先行投資不要・使用量ベースの支払い」を最も正確に表現しています。
D
規模の経済の恩恵(Benefit from Economies of Scale)- AWSが世界中の顧客からの需要を集約することで、個別に調達するより低い単価でサービスを提供できる
Benefit from Economies of Scaleは、AWSが膨大な顧客需要を集約して大量購入・大規模運用を行うことで実現する低コストを享受できるメリットです。先行投資が不要になる財務構造の転換ではなく、AWSの購買力を活用したコスト低減という異なるメリットを指します。

解説

クラウドコンピューティングの主要な財務的メリットの1つは「固定費から変動費への転換(Trade Fixed Expense for Variable Expense)」です。オンプレミスでは数年ごとにサーバーやネットワーク機器への大規模な先行投資(資本的支出・CapEx)が必要でしたが、AWSでは使用したリソース分だけ従量課金で支払うため、初期資本を必要とせず運用費用(OpEx)として計上できます。これにより予算の柔軟性が増し、余剰キャパシティへの無駄な投資も回避できます。 選択肢AのGo Global in Minutesは、世界中のAWSリージョンを活用してグローバル展開できる地理的な利点を指しており、財務モデルの変化を表す概念ではありません。 選択肢BのStop Guessing Capacityは、事前のリソース容量見積もりが不要になるという需要予測リスクの排除を指します。先行投資の不要化とは別の概念です。 選択肢DのBenefit from Economies of Scaleは、AWSが大規模インフラを集約することで実現する低単価の享受を指します。CapExからOpExへの転換とは異なるメリットです。

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