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CLFセキュリティとコンプライアンス

あるセキュリティエンジニアが、VPC内の特定サブネットに対して以下の要件を満たすAWSの機能を探しています。 ・悪意のあるIPアドレス範囲からの受信トラフィックを明示的に「拒否」するルールを設定できること ・ステートレス(Stateless)なフィルタリング方式であること ・許可ルールと拒否ルールの両方を番号付きで管理できること 最も適切なAWSの機能はどれですか?

A
セキュリティグループ(Security Group)
EC2インスタンスやENIに適用されるステートフルなファイアウォールです。ステートフルなため戻りパケットは自動的に許可されますが、明示的な拒否ルールを定義できないためIPアドレスのブロックが行えず、この要件には適しません。
B
ネットワークACL(Network ACL / NACL)
✓ 正解
VPCサブネットレベルでステートレスに機能し、許可・拒否ルールを番号付きで管理できます。特定IPアドレス範囲を明示的にDenyするルールをサブネット全体に適用でき、要件を正確に満たします。
C
AWS WAF(Web Application Firewall)
CloudFrontやALBで動作するHTTPリクエストのL7ファイアウォールです。SQLインジェクションやXSSのブロックに優れますが、VPCサブネット全体のL3/L4レベルでのIPアドレスブロックはNACLが担当します。
D
Amazon GuardDuty(脅威検出サービス)
機械学習でログを分析して脅威となるアクティビティを検出・通知するサービスです。自身でパケットを遮断する機能はなく、検出した脅威への対応はLambdaやNACLルール変更などで別途自動化する必要があります。

解説

ネットワークACL(NACL)はVPCのサブネットレベルで機能するステートレスなネットワークファイアウォールです。受信・送信トラフィックそれぞれに対して番号付きルール(1〜32766)で「許可(Allow)」または「拒否(Deny)」を定義でき、番号の小さいルールから順に評価されます。ステートレスであるため、受信を許可したトラフィックの戻りパケットは送信ルールでも個別に許可する必要があります。特定のIPアドレス範囲をサブネット全体でブロックする要件に最適です。 選択肢AのセキュリティグループはEC2インスタンスやENIに紐付くステートフルなファイアウォールです。許可ルールのみ定義でき、明示的な拒否(Deny)ルールを作成できないため、IPアドレスブロックの要件を満たせません。 選択肢CのAWS WAFはHTTP/HTTPSのアプリケーション層(L7)を対象とするWebアプリケーションファイアウォールであり、VPCサブネット全体へのIPアドレスベースのネットワーク(L3/L4)フィルタリングには使いません。 選択肢DのAmazon GuardDutyはVPCフローログやDNSログを機械学習で分析して脅威を検出するサービスです。自らトラフィックをブロックする機能は持たず、検出後の対応は別途設定が必要です。

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