CLFクラウドの概念

あるシステムのディザスタリカバリ(DR)計画において、「RPO(Recovery Point Objective:目標復旧時点)」とはどれを指しますか?

A
障害発生からシステムが完全に復旧するまでに許容できる最大の時間(例:4時間以内)
これはRPOではなくRTO(Recovery Time Objective)の説明。RTOは「障害発生からシステム復旧までに許容される最大時間」を指す指標である
B
障害発生時にどの時点のデータまで復元できるかを示す許容データ損失の範囲(例:1時間前まで)
✓ 正解
RPOはデータをどの時点まで復元できるかの許容範囲を示し、例えばRPO=1時間ならバックアップを1時間ごとに取得するなどの設計基準となる。
C
本番環境とほぼ同規模のスタンバイシステムを常時稼働させて即時切り替えを行うDR方式
本番とほぼ同規模のスタンバイを常時稼働させる方式はHot StandbyやMulti-Siteと呼ばれるDR実装パターンであり、RPOの定義ではない。
D
年間を通じてシステムが正常稼働している時間の割合を百分率で示した可用性の指標
システム稼働率(例:99.9%)はSLAで定義する可用性指標であり、データ損失の許容時間軸を扱うRPOとは異なる概念である。

解説

RPO(Recovery Point Objective:目標復旧時点)は、障害発生時に「どの時点まで遡ってデータを復元することが許容されるか」を示す指標です。例えばRPOが1時間の場合、最大1時間分のデータ損失が許容されることを意味します。 バックアップ頻度やレプリケーション設定はRPOに直接影響します。RPOが短いほど、より頻繁なバックアップやリアルタイムレプリケーションが必要になります。 選択肢AはRPOではなくRTO(Recovery Time Objective:目標復旧時間)の説明であり、システムの復旧にかかる時間の許容値を指します。 選択肢CのHot Standby(Multi-Site)はDR実装パターンの一つであり、RPOの定義ではありません。 選択肢Dのシステム稼働率(可用性)はSLAで定義されるものであり、RPOとは異なる概念です。

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