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CLFセキュリティとコンプライアンス

ある企業がAWS Organizationsで管理する100以上のAWSアカウントに対し、東京リージョン以外でのリソース作成を組織全体で強制的に禁止したいと考えています。個々のアカウントの管理者がこの制限を変更・回避できないよう上位レベルから適用できる機能はどれですか?

A
各アカウントのすべてのIAMユーザーとロールにリージョン制限のIAMポリシーを個別に設定する
IAMポリシーは個々のIAMユーザー・ロール・グループに付与するアクセス制御の仕組みです。各アカウントに個別設定が必要なうえ、そのアカウントの管理者権限で変更・削除できるため、組織全体への強制適用には適しません。
B
AWS Configルールを使用してリージョン外のリソースを自動的に検出して是正アクションを起動する
AWS Configルールはリソースの設定がポリシーに準拠しているかを継続的に評価し、違反を検出・報告するサービスです。リソース作成を事前に拒否する予防的コントロールではなく、不正リソースを後から検出する検出的コントロールです。
C
AWS Organizationsのサービスコントロールポリシー(SCP)を使用して組織全体に適用する
✓ 正解
AWS OrganizationsのSCPは組織・OU・アカウントに「許可できる最大権限の上限」を設定します。メンバーアカウントのルートユーザーにも効力を持ち、アカウント管理者が回避できない強制力のある予防的コントロールです。
D
IAMの権限境界(Permission Boundary)を利用して各IAMエンティティの最大権限を制限する
IAMの権限境界は、IAMユーザーやロールが持てる最大権限を単一アカウント内で制限する機能です。複数アカウントを横断して一元的に強制適用する仕組みではなく、組織全体のリージョン制限には使用できません。

解説

AWS Organizations のサービスコントロールポリシー(SCP)は、組織・組織単位(OU)・メンバーアカウントに対して「許可できる最大権限の上限」を設定するポリシーです。SCPはメンバーアカウントのルートユーザーを含むすべてのIAMエンティティに適用されるため、各アカウントの管理者がSCPの制限を回避することはできません。「東京リージョン以外でのリソース作成をDeny」するSCPを組織ルートに適用すれば、配下のすべてのアカウントで即座に制限が有効になります。 選択肢AのIAMポリシーは個々のアカウント・ユーザー・ロールに適用されますが、組織レベルで強制管理する仕組みではなく、各アカウントの管理者が変更・削除できてしまいます。 選択肢BのAWS Configルールはコンプライアンス違反を検出・報告しますが、リソース作成を事前に「防止」する予防的コントロールではないため、強制的な制限には適しません。 選択肢DのIAM権限境界は単一アカウント内のIAMエンティティに対して最大権限を制限しますが、組織内の全アカウントを横断して一元管理する用途には使用できません。

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