CLFクラウドの概念

ある日本のスタートアップ企業が、国内ユーザー向けに展開していたモバイルアプリのWebバックエンドをAWSで運用しています。急速なユーザー増加により、欧州と東南アジアにもサービスを拡大することになりました。担当エンジニアは、AWSマネジメントコンソールから数クリックで欧州(フランクフルト)および東南アジア(シンガポール)のリージョンにインフラをデプロイし、現地ユーザーへの低レイテンシーなサービス提供を数時間で実現しました。このシナリオが最もよく示しているAWSクラウドの利点はどれですか?

A
初期費用の不要化(固定費から変動費への転換)
CapExをOpExに転換する利点ですが、新地域への迅速なサービス展開とは別の概念です。
B
規模の経済によるコスト削減
AWSの大規模運用による単価低下を指す利点で、地理的な展開速度とは無関係です。
C
数分でグローバルなリーチを実現できる
✓ 正解
複数リージョンに既に構築されたインフラを利用して、数時間でグローバル展開を実現できる利点です。
D
需要に応じたリソースの弾力的なスケーリング
トラフィック変動への自動対応を指す弾力性の概念で、新地域へのサービス展開とは異なる利点です。

解説

AWSが掲げる6つの主要なクラウドの利点の1つ「数分でグローバル展開(Go global in minutes)」を示しています。AWSは世界中に複数のリージョンを保有しており、既存のインフラ構成を利用して新しいリージョンへ迅速にデプロイできます。オンプレミスでは新国・新地域へのサービス展開に物理データセンターの調達・構築で数ヶ月〜数年を要しますが、AWSなら数時間で実現可能です。 「初期費用の不要化(固定費→変動費)」はCapExからOpExへの転換を指す利点であり、地理的展開の容易さとは異なります。 「規模の経済によるコスト削減」はAWSの大規模運用によって単価が低下することを指し、新リージョンへの展開速度とは別の概念です。 「需要に応じたスケーリング」は弾力性(Elasticity)の概念であり、トラフィック変動への自動対応を指すもので、地理的な展開先の追加とは異なります。

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