CLFセキュリティとコンプライアンス
あるエンジニアが新しいAWSアカウントを作成しました。セキュリティのベストプラクティスとして、アカウントのルートユーザーを保護するために最初に行うべき対策はどれですか?
Aルートユーザーのアクセスキーを作成して安全に保管し、日常業務に使用する
AWSはルートユーザーのアクセスキーの作成を推奨しておらず、既存の場合は削除を強く勧めています。アクセスキーが漏洩するとアカウント全体が危険にさらされるため、日常業務での使用は不適切です。
BルートユーザーにMFAを設定し、日常業務はIAMユーザーまたはIAMロールで行う
✓ 正解
MFAデバイスをルートユーザーに設定することで不正ログインを防ぎ、日常業務をIAMユーザー/ロールに移行することでルートユーザーの使用頻度を最小化します。AWSが最初に推奨するルートユーザー保護対策です。
Cルートユーザーのパスワードを複数の管理者で共有し、チームで管理する
パスワードを複数人で共有すると監査証跡が曖昧になり、最小権限の原則と責任の明確化に反します。各管理者ごとに個別のIAMユーザーを作成し適切な権限を付与するのが正しい方法です。
DルートユーザーをAWS CLIのデフォルトプロファイルに設定して使いやすくする
AWSはルートユーザーをAWS CLIやSDKのプロファイルに設定することを明示的に禁止しています。アクセスキーを伴うCLI設定は漏洩リスクが高く、日常的な操作への使用はセキュリティ上許容できません。
解説
AWSのセキュリティベストプラクティスでは、ルートユーザーはアカウントの最高権限を持つため、日常業務には使用しないことが強く推奨されています。最初に行うべき対策は多要素認証(MFA)デバイスの設定です。日常的なAWS操作には、必要な権限のみを付与したIAMユーザーまたはIAMロールを使用します。ルートユーザーはアカウント解約・請求プラン変更などルートユーザーにしかできない操作のみに限定します。
選択肢Aのアクセスキー作成・日常使用はAWSが推奨しない方法です。ルートユーザーのアクセスキーは原則作成すべきでなく、存在する場合は直ちに削除することが推奨されます。
選択肢Cのパスワード共有はセキュリティリスクを高めます。複数人で共有すると監査証跡が不明確になり、最小権限の原則に反します。
選択肢DのCLIへのルートユーザー設定はAWSが明示的に禁止する使い方です。アクセスキーが漏洩した際の影響範囲が最大になります。
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