CLFクラウドの概念

ある企業が、長年自社サーバー上で運用してきた社内メール・グループウェアの保守負担に悩んでいます。移行にあたり、既存システムをそのまま動かすのではなく、同等の機能を持つクラウドベースのSaaS製品に切り替えて自社運用そのものをやめる方針を決めました。AWSの移行戦略(6つのR)のうち、この方針に該当するものはどれですか?

A
リパーチェス(Repurchase:別のSaaS製品へ切り替える)
✓ 正解
既存の自社運用ソフトを廃止し、同等機能を持つSaaS製品へ切り替えて運用そのものをやめる方針は、別製品への買い替えを意味するリパーチェス(Drop and Shop)の定義に一致するため適切です。
B
リホスト(Rehost:既存システムをそのまま移行する)
アプリケーションを変更せずにそのままクラウドへ移す「リフト&シフト」戦略であり、製品自体をSaaSへ切り替えて自社運用をやめる設問の方針とは異なるため該当しません。
C
リプラットフォーム(Replatform:一部を最適化して移行する)
アプリのコア部分は変えずに、データベースのマネージド化など一部だけを最適化して移行する戦略であり、製品そのものを別のSaaSへ買い替える設問の方針とは異なります。
D
リテイン(Retain:移行せず現状を維持する)
コンプライアンスや移行コストの都合で当面移行せず現行環境に留める判断であり、SaaSへ切り替えて積極的に移行する設問の方針とは正反対であるため当てはまりません。

解説

リパーチェス(Repurchase、Drop and Shop)は、既存のアプリケーションを別の製品、特にSaaS型のソリューションに切り替える戦略です。自社で運用していたソフトウェアを廃止し、同等機能のSaaSを購入することで、保守やインフラ管理から解放されます。設問のグループウェアをSaaSへ切り替える方針はこれに該当します。 選択肢Bのリホストは「リフト&シフト」とも呼ばれ、変更を加えずそのまま移行する戦略です。 選択肢Cのリプラットフォームは、コアは変えずに一部をクラウド最適化して移行する戦略です。 選択肢Dのリテインは、移行せず現行環境に留める判断です。

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