ある金融サービス企業は、低レイテンシーのTCPベース取引ゲートウェイをAWSに移行する。クライアントは限定された企業拠点のグローバルIP範囲からのみ接続し、ターゲットとなるEC2インスタンス(3つのAZに分散)のセキュリティグループでクライアントの送信元CIDRを直接フィルタリングして許可する要件がある。さらにクライアント拠点のファイアウォール許可リストに登録するための静的IPアドレスをAZごとに公開する必要がある。これらをすべて満たす設計はどれか。
Network Load BalancerはL4で動作しTCPをそのままパススルーできる。インスタンスIDでターゲットを登録するとクライアントの送信元IPがデフォルトで保持されるため、ターゲットのセキュリティグループでクライアントのCIDRを直接フィルタリングできる。インターネット向けNLBでは各AZのサブネットにElastic IPを割り当てられ、クライアント拠点のファイアウォールに登録する静的IPを公開できる。 選択肢のApplication Load BalancerはL7(HTTP/HTTPS)専用でTCP取引トラフィックを終端できず、固定IPも持たない。 選択肢のProxy Protocol v2+クライアントIP保持無効化では、SGが評価する送信元IPがNLB自身のIPになりCIDRフィルタリングが機能しない。 選択肢のGlobal Accelerator+クライアントIP保持無効化では、ターゲットがGAのIPを送信元として受け取りSGでクライアントCIDRを識別できない。