ANSネットワーク設計

企業は同一AWSアカウント・ap-northeast-1リージョン内に6つのVPC(各VPCで独立したシステムを稼働)を保有し、全VPC間でフルメッシュ通信が必要だ。現在はTransit Gatewayで全VPCを接続しており、月次の同一AZ内VPC間トラフィックは300TB、AZ間トラフィックは50TBとなっている。運用チームはフルメッシュ接続要件を維持したまま月次ネットワークコストを最小化したい。最もコスト効率の良いアーキテクチャ変更はどれか。

A
全6 VPC間にVPCピアリング接続(15本)を作成してTransit Gatewayを廃止し、フルメッシュ接続をVPCピアリングのみで運用する
✓ 正解
VPCピアリングはTGWデータ処理料($0.02/GB)を排除し、同一AZ内トラフィックはデータ転送料も無料になるため、300TB同一AZトラフィックで月$6,000以上のコスト削減効果がある。
B
全6 VPC間にVPCピアリング接続(15本)を作成してTransit Gatewayと並行運用し、フルメッシュはVPCピアリングで処理しながら将来的なVPC追加に備えてTGWアタッチメントを維持する
VPCピアリングとTransit Gatewayの並行運用ではTGWアタッチメント料金が継続発生し、TGWを通るトラフィックにはデータ処理料($0.02/GB)が引き続き課金されるためコスト削減が不完全になる。
C
Transit GatewayのECMPを有効化して複数のVPCアタッチメントにEqual-Cost経路を構成し、各アタッチメントの処理負荷を分散してコスト効率を最大化する
Transit GatewayのECMPはVPNトンネルやDirect Connect接続の帯域増加に使用する機能であり、VPC間トラフィックのTGWデータ処理料($0.02/GB)自体は削減されない。
D
Transit GatewayをAWS Resource Access Managerで他部門の別AWSアカウントのVPCと共有し、単一のTGWに全VPCを集約してTGWアタッチメントコストを削減する
AWS Resource Access ManagerによるTransit Gateway共有は主にクロスアカウント接続のためのサービスであり、同一アカウント内の6 VPC間のTGWデータ処理料の削減には寄与しない。

解説

VPCピアリングはTGWデータ処理料($0.02/GB)が発生しない。6 VPCのフルメッシュは15接続で実現可能であり、月次300TB同一AZトラフィックだけで約$6,000のTGW処理料を削減できる。

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