無限ノック › ANS 練習問題一覧 › 問題
ANSネットワーク設計

あるグローバルSaaS企業は、東京・フランクフルト・バージニア北部の3リージョンに同一のアプリケーションをデプロイし、Route 53で世界中のユーザーを最寄りのリージョンへ誘導している。同社は新たにシンガポールリージョンを追加する計画で、稼働直後はシンガポール周辺ユーザーの一部のみを新リージョンへ向け、安定性を確認しながら徐々に担当地理範囲を拡大したい。各リージョンのエンドポイントにはヘルスチェックを設定済みである。この段階的かつ地理的な移行を最小の運用負荷で実現するルーティング設計はどれか。

A
レイテンシーベースルーティングを使用し、各リージョンのレコードにヘルスチェックを関連付けて、測定レイテンシーが最小のエンドポイントへ自動的にユーザーを誘導する
レイテンシーベースルーティングは最小レイテンシーのエンドポイントへ自動誘導するが、担当する地理範囲をバイアスで連続的に拡大・縮小する制御手段がなく、周辺ユーザーのみを段階的に移行する要件を満たせない。
B
ジオプロキシミティルーティングを使用し、各リージョンに座標を設定したうえでシンガポールのレコードにバイアス値を設定し、値を段階的に引き上げて担当地理範囲を拡大する
✓ 正解
各リージョンの位置情報に基づき最寄りへ誘導し、バイアス値で担当地理範囲を拡大・縮小できる。シンガポールのバイアスを段階的に上げれば地理ベースで徐々に範囲を広げる移行が運用負荷低く実現でき、要件に合致する。
C
ジオロケーションルーティングを使用し、アジア各国・大陸単位でレコードを作成して、シンガポール周辺の国を新リージョンへ割り当てデフォルトレコードでフォールバックする
ジオロケーションルーティングは国・大陸単位でレコードを固定割当する方式で、地理境界を少しずつ連続的に広げる制御ができず、段階的に担当範囲を拡大する移行要件には適合しない。
D
加重ルーティングを使用し、各リージョンのレコードに重みを設定して、シンガポールの重みを段階的に引き上げ全世界のトラフィック比率を調整する
加重ルーティングは重みでトラフィック比率を調整できるが地理を考慮せず全世界一律に分配するため、シンガポール周辺ユーザーだけを対象に段階移行するという地理的要件を満たせない。

解説

ジオプロキシミティルーティングは、各リソースの地理的位置(AWSリージョンまたは緯度経度)とユーザーの位置に基づいてトラフィックを誘導する。 さらにバイアス値(-99〜+99)を設定することで、特定エンドポイントが担当する地理的範囲を拡大・縮小できる。 シンガポールのバイアスを段階的に引き上げれば、担当範囲を徐々に広げる地理ベースのカナリア移行が運用負荷低く実現できる。 選択肢Aのレイテンシーベースルーティングは、最小レイテンシーで自動誘導するが、担当地理範囲をバイアスで段階制御できず徐々の拡大ができない。 選択肢Cのジオロケーションルーティングは、国・大陸単位の固定割当であり、地理境界を連続的に少しずつ広げる段階移行には不向き。 選択肢Dの加重ルーティングは、重みで比率を変えられるが地理に依存せず全世界一律に振り分けるため、周辺ユーザーのみを対象にできない。

ドメイン別正答率・予想スコアでリアルタイムに実力把握

無限ノックでANSを徹底対策。全問AI生成のオリジナル問題。

無料で演習を始める →
← ANS の問題一覧に戻る