ANSネットワークのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス
あるセキュリティチームは、本番VPC内の特定のEC2インスタンスが外部の不審なIPアドレスへデータを送信している可能性を調査しています。VPC Flow Logsはすでに有効ですが、接続先IPとバイト数などのメタデータしか取得できず、実際のパケットペイロードを確認できません。侵害の詳細調査のため、ペイロードを含む完全なネットワークキャプチャをSIEMに転送したい場合、最も適切なサービスはどれですか?
AVPC Flow Logsのカスタムフォーマットで詳細フィールドを追加し、ペイロード情報をAmazon S3経由でSIEMにインポートする
VPC Flow Logsのカスタムフォーマットで追加できるフィールドはフローメタデータ(パケット方向、TCPフラグ等)のみであり、パケットペイロード情報は設計上含まれない。どのカスタムフォーマットを使用してもペイロードキャプチャは不可能で、SIEMへのペイロード転送要件を満たせない。
BVPC Traffic Mirroringを設定し、対象インスタンスのENIトラフィックのコピーをネットワーク監視インスタンス(IDSアプライアンス)へ転送する
✓ 正解
VPC Traffic MirroringはEC2インスタンスのENIを通過するリアルタイムのネットワークパケット(ペイロードを含む)をコピーし、IDSアプライアンスやSIEM連携ツールに直接転送できる。Traffic Mirrorフィルターで特定プロトコル・ポートに絞り込むことも可能で、ペイロードレベルの詳細フォレンジック調査要件を満たす。
CAmazon GuardDutyのVPC Flow Logs・DNS分析を有効化し、異常な通信パターンを自動検出してSIEMにエクスポートする
Amazon GuardDutyはVPC Flow Logs・DNS・CloudTrailを機械学習で分析して脅威を自動検出するサービスであり、実際のパケットペイロードを取得してSIEMへ転送する機能は提供しない。すでにVPC Flow Logsが有効な状況での追加価値も、ペイロード取得という観点では限定的。
DAWS Network FirewallにSuricataベースのIPS/IDSルールを設定し、マッチしたパケットのアラートログをSIEMへ送信する
AWS Network FirewallはSuricataルールによるインライン検査でアラートログを生成できるが、既存EC2インスタンスのトラフィックパスへのインライン挿入という設計変更が必要になる。アラートログはパケット全体の生データではなくルールマッチ部分のみであり、完全なパケットのSIEM転送機能も持たない。
解説
VPC Traffic Mirroringは、Amazon EC2インスタンスのElastic Network Interface(ENI)を通過するリアルタイムのネットワークパケット(ペイロードを含む)をコピーして、監視インスタンスやNetwork Load Balancerなどのターゲットに転送する機能です。Traffic Mirrorフィルターにより特定のプロトコル・ポート・方向を絞り込んでキャプチャできます。転送されたパケットはWiresharkや侵入検知システム(Suricata等)、SIEMで解析でき、ペイロードレベルのフォレンジック証拠収集と侵害の詳細調査が可能になります。
選択肢AのVPC Flow Logsはフローメタデータ(送受信IP、ポート、プロトコル、バイト数、Accept/Reject判定)のみを記録するサービスであり、パケットペイロードのキャプチャ機能は存在しない。カスタムフォーマットでもペイロードフィールドは提供されない。
選択肢CのAmazon GuardDutyはVPC Flow Logs・DNS・CloudTrailを機械学習で分析して脅威を自動検出するサービスであり、実際のパケットペイロードを取得してSIEMへ転送する機能はない。
選択肢DのAWS Network FirewallはSuricataベースのIPS/IDSルールによるインライン検査ができるが、既存EC2インスタンスのENIへの後付けインライン挿入はできず、ペイロードをキャプチャして転送する機能も持たない。
ドメイン別正答率・予想スコアでリアルタイムに実力把握
無限ノックでANSを徹底対策。全問AI生成のオリジナル問題。
無料で演習を始める →