無限ノック › ANS 練習問題一覧 › 問題
ANSネットワーク管理と運用

あるセキュリティチームは、VPC内の特定のEC2インスタンス(Amazon Linux 2)に出入りするすべてのネットワークトラフィックのペイロードを分析するために、AWS Traffic Mirroringを利用してサードパーティのIDSアプライアンスにパケットを複製しています。設定は完了し、フローログではトラフィックが流れていることが確認できるにもかかわらず、IDSアプライアンスでミラーリングされたパケットが受信されていません。この問題の最も可能性の高い原因はどれですか。

A
ターゲットとなるIDSアプライアンスのセキュリティグループで、UDPポート4789(VXLAN)のインバウンドトラフィックが許可されていない
✓ 正解
VPC Traffic Mirroringはパケットのカプセル化と転送にVXLANプロトコルを利用します。ターゲットとなるENI側のセキュリティグループ設定において、UDP 4789ポートのインバウンド許可が欠落していることは、最も一般的で典型的な構成エラーです。
B
ソースのEC2インスタンスのOS内部で、プロミスキャスモード(Promiscuous Mode)を有効にするスクリプトが実行されていない
Traffic MirroringはAWSのハイパーバイザー(Nitroシステム)レベルで透過的に実行されるインフラストラクチャ機能です。ゲストOS上でプロミスキャスモードを設定したり、追加のエージェントソフトウェアをインストールしたりする必要は一切ありません。
C
VPCのルートテーブルに、ミラートラフィックをターゲットのIDSアプライアンスにルーティングするための静的ルートが欠落している
Traffic Mirroringは既存のVPCルーティングテーブルを通過してターゲットに配信されますが、専用のミラートラフィック用静的ルートを定義する概念はありません。通常のVPC内トラフィックとしてルーティング可能であれば配信されます。
D
トラフィックミラーセッションのフィルターで、EC2インスタンスのパブリックIPアドレスを明示的に指定していない
トラフィックミラーフィルターのデフォルトの動作(すべて許可)や構成ミスがない限り、パブリックIPの明示的な指定は必須ではありません。ミラーリングはENI(プライベートIP空間を含む物理レベル)に対して適用されるため、パブリックIPの記述漏れが根本原因とは考えにくいです。

解説

AWS Traffic Mirroringは、ソースのElastic Network Interface (ENI) を通過するトラフィックを複製し、それをVXLANプロトコル(カプセル化)を使用してターゲット(別のENIまたはNetwork Load Balancer)に送信する機能です。VXLANトラフィックは標準でUDPポート4789を使用します。したがって、ターゲットとして構成されたIDSアプライアンス(EC2インスタンス等)がミラートラフィックを正常に受信するためには、アプライアンスに関連付けられたセキュリティグループのインバウンドルールで、ソースからUDPポート4789宛てのトラフィックが許可されている必要があります。これが許可されていない場合、カプセル化されたパケットはENIレベルでサイレントにドロップされます。

ドメイン別正答率・予想スコアでリアルタイムに実力把握

無限ノックでANSを徹底対策。全問AI生成のオリジナル問題。

無料で演習を始める →
← ANS の問題一覧に戻る