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ANSネットワークのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス

ある企業は、プライベートサブネットのEC2インスタンスがインターネット上の特定のドメイン(api.partner.com、updates.vendor.com など)のみとHTTPS通信できるようにしたいと考えています。対象ドメインのIPアドレスは頻繁に変更されるためIPベースのルールは管理が困難です。また、EC2インスタンスがDNSを使用せずIPアドレスを直接指定して接続を試みるケースにも対応する必要があります。最も適切なソリューションはどれですか?

A
セキュリティグループのアウトバウンドルールに対象ドメインのIPアドレスを登録し、AWS Lambdaで定期的に自動更新する
セキュリティグループはIPアドレス・CIDRベースのルールのみをサポートし、ドメイン名によるフィルタリングはできない。対象IPが動的に変わる環境でLambdaによる定期更新を行っても更新タイミングのギャップが生じ、その間はアクセス制御が機能しなくなるリスクがある。
B
Route 53 Resolver DNS Firewallで許可ドメインの許可リスト(Allowlist)を作成し、それ以外のドメインへのDNSクエリをブロックする
Route 53 Resolver DNS FirewallはDNSクエリのタイミングでフィルタリングするが、EC2インスタンスがDNSを使わずIPアドレスを直接指定して接続するケースには効果がない。設問が明示する「DNSを使わずIPアドレスで直接接続するケースへの対応」という要件を満たさない。
C
AWS Network Firewallにステートフルなドメインリストルール(FQDNフィルタリング)を設定し、TLS SNIおよびHTTP Hostヘッダーに基づいてアウトバウンドトラフィックを制御する
✓ 正解
AWS Network FirewallのステートフルエンジンはドメインリストルールグループでFQDNベースのフィルタリングを行い、HTTPS通信のTLS SNIフィールドを検査する。DNS解決と独立して機能するためIPアドレス直接接続のケースにも対応でき、IPアドレスが変わっても設定変更不要である。
D
VPC NACLにHTTPS(ポート443)の許可ルールと対象CIDRを設定し、NATゲートウェイ経由でアウトバウンドを制限する
VPC NACLはIPアドレスとポートのみを対象とするステートレスフィルタリングであり、ドメイン名によるアクセス制御は不可能である。NATゲートウェイ自体にもドメインフィルタリング機能はなく、対象IPが動的に変わる環境での管理も困難となる。

解説

AWS Network Firewallのステートフルエンジンは、ドメインリストルールグループをサポートしており、HTTPS通信のTLS Server Name Indication(SNI)フィールドおよびHTTP通信のHostヘッダーを検査してFQDNベースのフィルタリングを実施します。このアプローチはDNSの解決プロセスとは独立して機能するため、EC2インスタンスがDNSを使わずIPアドレスで直接接続を試みた場合でもSNIを検査してブロックできます。対象ドメインのIPアドレスが動的に変更されても、FQDN(ドメイン名)ベースで制御しているため設定変更は不要です。 選択肢AのセキュリティグループはIPアドレス・CIDRベースのルールのみをサポートし、ドメイン名によるフィルタリングはできない。対象IPが動的に変わる環境でLambdaによる定期更新を行っても更新タイミングのギャップが生じ信頼性が低い。 選択肢BのRoute 53 Resolver DNS FirewallはDNS解決のタイミングでクエリをフィルタリングするサービスであり、EC2インスタンスがDNSを使用せずIPアドレスで直接接続するケースには効果がない。要件の「IPアドレス直接接続への対応」を満たさない。 選択肢DのVPC NACLはIPアドレスとポートのみを対象とするステートレスフィルタリングであり、ドメイン名によるアクセス制御は不可能。NATゲートウェイにもドメインフィルタリング機能はない。

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