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ANSネットワークのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス

ある企業のセキュリティチームは、VPC 内のワークロードが侵害された場合に DNS クエリのサブドメインにデータをエンコードして外部 C2(コマンド&コントロール)サーバーと通信する DNS トンネリング攻撃によるデータ漏洩を防止したいと考えています。以下の要件をすべて満たすソリューションを実装する必要があります。 ・DNS クエリのドメイン名レベルでのフィルタリングおよびブロック ・AWS が管理する悪意のあるドメインリストの活用による運用負荷の軽減 ・VPC 内に追加の EC2 インスタンスやアプライアンスを配置しない ・ブロックリストに一致したクエリには NXDOMAIN または OVERRIDE で応答する この要件を最もシンプルに満たすソリューションはどれですか?

A
Amazon GuardDuty の脅威インテリジェンスを有効化して悪意のある DNS クエリを検出し、EventBridge ルールと Lambda を使用してネットワーク ACL にブロックルールを動的に追加する
GuardDuty は検知(detective)コントロールであり、DNS クエリを事前にブロックする予防的制御ではない。EventBridge + Lambda による NACL 更新は反応的対応で、検出から遮断までの時間差に DNS トンネリングによるデータ漏洩が進行するリスクがある。
B
Route 53 Resolver DNS Firewall を設定し、AWS マネージドドメインリストを含むブロックルールグループを作成して対象 VPC に関連付け、一致時の動作を BLOCK(NXDOMAIN)に設定する
✓ 正解
Route 53 Resolver DNS Firewall は DNS クエリをドメイン名レベルで事前にフィルタリングする予防的制御。AWS マネージドリストで運用負荷を軽減でき、VPC への関連付けだけで動作するため追加インスタンスが不要。BLOCK(NXDOMAIN)アクションで要件の応答形式にも対応する。
C
VPC のセキュリティグループアウトバウンドルールで UDP/TCP ポート 53 の宛先を VPC の Route 53 Resolver エンドポイント IP アドレスのみに制限し、外部 DNS サーバーへの通信を遮断する
セキュリティグループで DNS ポートを Route 53 Resolver IP に制限することは外部 DNS サーバーへの直接通信を防ぐが、ドメイン名レベルのフィルタリング機能を持たない。Route 53 Resolver 経由のクエリでも悪意のある C2 ドメインへの名前解決を阻止することはできない。
D
AWS Network Firewall のドメインリストルールグループを設定し、HTTP および HTTPS トラフィックの SNI・Host ヘッダーを検査して悪意のあるドメインへの接続をブロックするルールを適用する
AWS Network Firewall のドメインリストルールグループは HTTP/HTTPS 通信を SNI または Host ヘッダーで検査するが、DNS プロトコル(UDP/TCP 53)のクエリ内容(クエリドメイン名)は解析対象外のため、DNS トンネリング対策には直接使用できない。

解説

Route 53 Resolver DNS Firewall は、VPC 内の DNS クエリをドメイン名レベルでフィルタリングできるマネージドサービスです。AWS が管理するマネージドドメインリスト(悪意のあるドメイン・ボットネット C2 ドメイン等)を利用することで、脅威インテリジェンスの維持管理を AWS に委任して運用負荷を軽減できます。VPC にルールグループを関連付けるだけで動作し、追加の EC2 インスタンスや専用アプライアンスは不要です。ブロックアクションとして BLOCK(NXDOMAIN)または BLOCK(OVERRIDE)を選択でき、DNS クエリの発行時点でデータ漏洩を防ぐ予防的制御(プリベンティブコントロール)を実現します。 選択肢AのAmazon GuardDutyは脅威の検出(ディテクティブコントロール)を提供するが、EventBridgeとLambdaを使ったNACL更新は反応的(リアクティブ)な対応であり、検出から遮断までの間にデータ漏洩が発生し得るため、DNS クエリ発行時点での予防的ブロック要件を満たせない。 選択肢CのVPCセキュリティグループは宛先IPアドレス・ポート番号の制限は可能だが、DNS クエリのドメイン名を検査してブロックする機能を持たず、Route 53 Resolver 経由であっても悪意のある C2 ドメインへの名前解決を阻止できない。 選択肢DのAWS Network Firewallのドメインリストルールグループは HTTP/HTTPS プロトコルの SNI・Host ヘッダー検査に有効だが、DNS プロトコル自体のクエリ内容(クエリされているドメイン名)は解析できないため、DNS トンネリング攻撃への直接的な対策にはならない。

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